スバル『クロストレック』の各グレード、比較してみた!

SUV
画像引用元:SUBARU クロストレック公式サイト

2022年12月に先代の『XV』から名称を変更しフルモデルチェンジされ、2024年9月13日に一部改良モデルを発表したスバルのCUV(クロスオーバーSUV)のボディタイプとなる『クロストレック』。

各グレードのスペックや装備を項目毎に比較して、購入を検討する際のポイントをまとめてみました。

一部改良モデルの概要については、「SUBARU ニュースリリース」をご覧ください。

価格、グレード展開

TouringLimited
HEVFFCVT¥3,014,000¥3,234,000
AWDCVT¥3,234,000¥3,448,500

気になるポイントは以下となります。

  • 全グレードで駆動方式にFFとAWDの設定あり

『クロストレック』には、エクステリアのブラックが際立つ「Touring」と、装備を充実させた「Limited」の2種類と比較的シンプルなグレード展開となっており、駆動方式はどちらもFFとAWDが用意されています。

同じグレードでFFとAWDの価格を比較してみると、20万円ほどAWDのほうが高く、同じ駆動方式で「Touring」と「Limited」を比較してみると、20万円ほど「Limited」が高い価格設定となっています。

エクステリアのデザイン、質感の比較

「Touring」
「Touring」
「Touring」
「Touring」
「Touring」
「Limited」
「Limited」
「Limited」
「Limited」
「Limited」
画像引用元:SUBARU クロストレック
TouringLimited
フロントグリルバー
ブラック

ダークグレー
フォグランプ周囲
ブラック

ダークグレー
サイドドアミラーカバー
ブラック

ダークグレー
ホイール
17インチアルミホイール(ダークメタリック)
△(¥180,136)
17インチアルミホイール(マットブラック/切削光輝)
△(¥194,260)
18インチアルミホイール(マットブラック)

18インチアルミホイール(ダークメタリック×切削光輝)
△(¥180,136)
17インチアルミホイール(マットブラック/切削光輝)
△(¥194,260)
18インチアルミホイール(マットブラック)
●:標準装備、○:設定あり、◎:メーカーオプションあり、△:ディーラーオプションあり、-:装備なし

気になるポイントは以下となります。

  • ホイールサイズが「Touring」は17インチ、「Limited」は18インチ

「Touring」には、ボディの一部パーツやホイールがブラックとなっており引き締まった印象となりますが、「Limited」はボディの一部パーツがダークグレー、ホイールが切削光輝加工が施されてたものとなっていることで、上質感のある印象を与えています。

ホイールサイズは、「Touring」が17インチとなっているのに対して、「Limited」では18インチが採用されているため、より迫力のある印象となっています。

インテリアのデザイン、質感の比較

「Touring」
「Touring」
「Limited」
「Limited」
画像引用元:SUBARU クロストレック
TouringLimited
インパネ加飾
カーボン調
インパネセンターリング加飾
シルバー塗装
ドアミラースイッチ
シルバー塗装
シフトパネル
ピラノブラック調
シート
トリコット(グレー)

ファブリック(グレー)
◎(◆4,5)
本革(ブラック×グレー)
ステアリング
本革
シフトレバー
本革(シルバー加飾)
ペダルパッド
アルミパッド付
●:標準装備、○:設定あり、◎:メーカーオプションあり、△:ディーラーオプションあり、-:装備なし
◆4:セットオプション(¥198,000)に含む
◆5:セットオプション(¥286,000)に含む

気になるポイントは以下となります。

  • 「Limited」はオプションで本革シートに変更可能
  • 「Limited」はアルミパッド付ペダルが標準装備

内装に使用されているパーツの素材はほとんどが同じとなりますが、「Limited」にはペダルがアルミパッド付となっており、ドライバーの足元がスポーティな見た目となっています。

また、「Limited」にはメーカーオプションで本革シートが用意されており、価格は上がりますがより車内の質感がアップします。

サイズ、重量、乗車定員、最小回転半径の比較

TouringLimited
ボディサイズ全長4,480
全幅1,800
全高1,575
車両重量FF:1,550
AWD:1,600
FF:1,560-1,580
AWD:1,610-1,620
乗車定員5
最小回転半径5.4
※全長・全幅・全高(mm)、車両重量(kg)、乗車定員(名)、最小回転半径(m)

気になるポイントは以下となります。

  • 一般的な立体駐車場の中段には収まらないサイズ感

ボディサイズを検討する際は、クルマを止める駐車場のサイズや重量制限を意識する必要があります。
その際にマンションなどの立体駐車場に止める場合は、最も多いサイズ制限として「全長5.0m以下×全幅1.85m以下×全高1.55m以下、車両総重量2,500kg以下」となっています。

ボディサイズはどちらのグレード共通となっており、全長/全幅は問題ありませんが、全高が1.55mを超えてしまっているので、立体駐車場の中段には駐めるのが難しいサイズ感となってます。

車両重量はどちらのグレードも1.5t~2.0tの間で収まっているため、クルマ購入時や車検時に支払いが発生する車両重量税は同額となります。

燃費、動力性能、総排気量の比較

TouringLimited
燃費FF16.4
AWD15.8
燃料レギュラーガソリン
動力性能エンジン最大出力107[145]/6,000
最大トルク188[19.2]/4,000
モーター最大出力10[13.6]
最大トルク65[6.6]
総排気量1.995
※燃費(km/L:WLTCモード)、最大出力(kW[PS]/rpm)、最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)、総排気量(L)

気になるポイントは以下となります。

  • 燃費、動力性能、総排気量は全グレードで同等

どちらのグレードにも、パワートレインにはスバルならではの水平対向エンジンにモーターを組み合わせた「e-BOXER」というハイブリットシステムが搭載されており、燃費や燃料、動力性能に違いはありません。

FFとAWDでは燃費差は1km/Lほどとなっており、大きな差はありません。

排気量はどちらのグレードも2.0L以下と変わらないので、毎年の自動車税は同額となります。

エクステリア関連装備の比較

TouringLimited
フロントランプLEDヘッドランプ
オートライト
アダプティブハイビーム◎(◆1,2,3)
オートハイビーム◎(◆1,2,3)
コーナリングランプ◎(◆1,2,3)
LEDフォグランプ
リアランプLEDリアコンビネーションランプ
LEDハイマウントストップランプ
LEDフォグランプFF:◎(◆1,2,3)
AWD:●
ルーフサンルーフ◎(◆2,5)
手動シェード,電動チルト&スライド
ルーフレール◎(¥55,000)
ブラック塗装
◎(¥55,000)
ダークグレー塗装
ドアミラー自動格納◎(◆1,2,3)
リバース連動◎(◆1,2,3)
フロントワイパー車速連動間欠
雨滴感知
●:標準装備、○:設定あり、◎:メーカーオプションあり、△:ディーラーオプションあり、-:装備なし
◆1:セットオプション(¥-82,500)に含む
◆2:セットオプション(¥176,000)に含む
◆3:セットオプション(¥264,000)に含む
◆4:セットオプション(¥198,000)に含む
◆5:セットオプション(¥286,000)に含む
※装備/機能の説明については、「エクステリア関連の用語」をご覧ください。

気になるポイントは以下となります。

  • アダプティブハイビームやコーナリングランプが「Touring」にはオプション設定
  • サンルーフが「Touring」には設定なし

「Touring」には、先行車や対向車を検知してハイビームの照射範囲を変えるアダプティブハイビームや、夜間に交差点などの見通しの悪い自車の前側方の視認性を向上させるコーナリングランプが標準では装備されておらず、欲しい場合はメーカーオプションで追加する必要があります。

さらに、スバルではステアリング操作に連動して、ヘッドランプを進行方向に向けてくれるステアリング連動ヘッドランプの機能がありますが、こちらも「Touring」ではメーカーオプションとなっています。

天井からの光取りが可能となるサンルーフは、「Limited」ではメーカーオプションで追加することができますが、「Touring」には設定がありません。

インテリア関連装備の比較

TouringLimited
インパネメーターパネル
4.2インチマルチインフォメーションディスプレイ+アナログメーター
センターディスプレイ
11.6インチ
◎(¥292,105~/◆1)
7インチ

11.6インチ
ルーフサンバイザー
バニティミラー,照明付
ルームミラー自動防眩
手動
ステアリングチルトステアリング
手動
テレスコピックステアリング
手動
ステアリングヒーター◎(◆2,3)
シートパワーシート◎(◆1,2,3)
前席

前席
シートヒーター◎(◆1,2,3)
前席

前席
フロントセンターアームレスト
コンソールボックス一体型
リアセンターアームレスト
カップホルダー付
後席シート可倒
6:4分割
ラゲッジトノカバー△(¥18,700)
●:標準装備、○:設定あり、◎:メーカーオプションあり、△:ディーラーオプションあり、-:装備なし
◆1:セットオプション(¥-82,500)に含む
◆2:セットオプション(¥176,000)に含む
◆3:セットオプション(¥264,000)に含む
※装備/機能の説明については、「インテリア関連の用語」をご覧ください。

気になるポイントは以下となります。

  • パワーシート、ステアリングヒーター、シートヒーターが「Touring」にはオプション設定

「Touring」には、冬場にあると嬉しいステアリングのグリップ部分を温める機能を備えたステアリングヒーターや、前席のシート部分を温めてれる機能を備えたシートヒーターといった快適装備が標準では装備されておらず、欲しい場合はメーカーオプションで追加する必要があります。

さらに、「Limited」には標準で備わっている運転席のシート位置や角度の電動調整可能なパワーシートも、メーカーオプション装備となっており、通常はレバーでの手動調整となっています。

その他装備の比較

TouringLimited
ドアパワーウインドウ
(パワーウインドウ)
ワンタッチ式

前席
ガラスUVカット
全ガラス
IRカット
フロントガラス
電源ワイヤレス充電△(¥31,680)
USBソケット
(前席)

通信用Type-A×1
通信用Type-C×1
◎(◆1)
充電用Type-A×1
充電用Type-C×1

通信用Type-A×1
通信用Type-C×1
USBソケット
(後席)

充電用Type-A×1
充電用Type-C×1
アクセサリーソケット(前席)
通信スマートキー
Apple CarPlay/Android Auto対応
◎(◆1)
コネクティッドサービス★1
ETC2.0△(¥46,750~)
空調オートエアコン
デュアルゾ-ン
照明アンビエントライト△(¥29,260)
インパネ
運転ナビゲーションシステム◎(¥88,000/◆3)
△(¥292,105~)
◎(¥88,000/◆2,4,5)
ドライブモード
パドルシフト
ブレーキホールド
その他パワーイージーアクセス◎(◆2,3)
シート(運転席)

シート(運転席)
●:標準装備、○:設定あり、◎:メーカーオプションあり、△:ディーラーオプションあり、-:装備なし
◆1:セットオプション(¥-82,500)に含む
◆2:セットオプション(¥176,000)に含む
◆3:セットオプション(¥264,000)に含む
◆4:セットオプション(¥198,000)に含む
◆5:セットオプション(¥286,000)に含む
★1:有料サービス
※装備/機能の説明については、「その他装備関連の用語」をご覧ください。

気になるポイントは以下となります。

  • パワーイージーアクセスが「Touring」にはオプション設定

「Touring」は通常だとシートの位置調整がレバーによる手動操作となるため、乗降時にシートを乗り降りしやすい位置にスライドにしてくれる高級車然とした装備のパワーイージーアクセスが備わっておらず、インテリア関連装備の比較にも挙げたメーカーオプションでパワーシートに変更することで機能が備わります。

安全装備、運転支援の比較

TouringLimited
街中での走行時衝突軽減ブレーキ
交差点進入時車両検知アラート/衝突回避
緊急時操舵アシスト
二次被害軽減ブレーキ
発進告知アラート
高速道路での走行時先行車追従/車速維持
先行車追従自動停止
車線維持支援
車線逸脱検知アラート/衝突回避
後側方走行車検知アラート/衝突回避
ふらつき検知アラート
ドライバー異常時対応
駐車や発進/後退時踏み間違え抑制
後方障害物衝突検知アラート
後退時後方左右接近車両検知アラート
視界の拡張360°モニター
◎(◆1)
バックモニター△(¥49,940)
その他ドライブレコーダー△(¥39,160~)
●:標準装備、○:設定あり、◎:メーカーオプションあり、△:ディーラーオプションあり、-:装備なし
◆1:セットオプション(¥-82,500)に含む
※装備/機能の説明については、「安全装備、運転支援関連の用語」をご覧ください。

気になるポイントは以下となります。

  • 安全運転、運転支援の装備は同等

どちらのグレードも設定されている安全運転、運転支援の装備は同等となっており、運転支援は車速/車線維持機能や全車速追従のクルーズコントロール装備と、高速道路走行時の負担を減らしてくれる装備がしっかり備わっています。

ちなみに、『クロストレック』に搭載されているスバルの運転支援システムは「アイサイトX」ではなく「アイサイト」となっているので、高速道路走行時のハンズオフ機能などのより充実した運転支援は備わっていません。

まとめ

以上を踏まえて、次のポイントが筆者が考える比較検討をする際の判断ポイントになります。

クロストレック「Touring」を選ぶポイント

  • 一部パーツやホイールがブラックとなり引き締まった印象となるエクステリア
  • 必要な装備を取捨選択することで、価格が抑えられる

クロストレック「Limited」を選ぶポイント

  • 一部パーツがダークグレーとなり、ホイールに切削光輝が施された上質感のあるエクステリア
  • 質感の上がる本革シートに変更可能
  • 「Touring」ではメーカーオプションとなっている装備や機能を標準で搭載
  • サンルーフが装備可能

以上、「スバル『クロストレック』の各グレード、比較してみた!」でした。

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