2024年9月26日に、既存モデルの一部改良と新モデル『N-BOX JOY』の発売が発表されたホンダの軽ハイトワゴン『N-BOX』。
各モデルのスペックや装備を項目毎に比較して、購入を検討する際のポイントをまとめてみました!
新モデルの『N-BOX JOY』や、『N-BOX』『N-BOX CUSTOM』の一部改良の概要については、「HONDA ニュースリリース」をご覧ください。
目次
価格、グレード展開
N-BOX | N-BOX CUSTOM | N-BOX JOY | |||||
– | ターボ | – | ターボ | ||||
ガソリン | FF | CVT | ¥1,689,600 ~ ¥1,788,600 | ¥1,868,900 ~ ¥2,139,500 | ¥2,069,100 ~ ¥2,249,500 | ¥1,844,700 ~ ¥1,927,200 | ¥2,044,900 ~ ¥2,127,400 |
AWD | CVT | ¥1,822,700 ~ ¥1,921,700 | ¥2,002,000 ~ ¥2,272,600 | ¥2,202,200 ~ ¥2,382,600 | ¥1,977,800 ~ ¥2,060,300 | ¥2,178,000 ~ ¥2,260,500 |
気になるポイントは以下となります。
- 『N-BOX』には「ターボ」の設定なし
- 全モデル動力はガソリンのみ、駆動方式はFFとAWDの設定あり
『N-BOX』は、まずエクステリアやインテリアの異なる3タイプ(N-BOX/N-BOX CUSTOM/N-BOX JOY)があります。
さらに、各モデルは標準グレードの他にも、『N-BOX』にはエクステリアが異なる「ファッションスタイル」、『N-BOX CUSTOM』『N-BOX JOY』にはターボエンジンを搭載した「ターボ」があり、さらに『N-BOX CUSTOM』には、標準グレードと「ターボ」それぞれに、エクステリアとインテリアの加飾が異なる「コーディネートスタイル」が用意されています。
各モデルで動力はガソリンのみ、そして駆動方式はFFとAWDの設定があり、どのモデルでもAWDを選択できるのは、雪国に住んでいる方や、スキーなどで雪山によく行く方にとっては嬉しいポイントですね。
FFとAWDの価格差は13万円ほどAWDのほうが高く、同じ駆動方式で比較してみた場合は、一番安い『N-BOX』と一番高い『N-BOX CUSTOM』の「ターボ」の「コーディネートスタイル」では、44万円ほどの価格差となっています。
エクステリアのデザイン、質感の比較
画像引用元:ホンダ N-BOX
N-BOX | N-BOX CUSTOM | N-BOX JOY | ||||
– | ターボ | – | ターボ | |||
フロント | グリル | ● 通常デザイン | ● CUSTOM専用デザイン(クロームメッキ/ダーククロームメッキ) | ● JOY専用デザイン | ||
バンパー | ● 通常デザイン | ● CUSTOM専用デザイン(クロームメッキ/ダーククロームメッキ) | ● JOY専用デザイン | |||
サイド | ドアミラーカバー | ● ボディ同色/オフホワイト | ● モノトーン:ボディ同色 2トーン:クリスタルブラックパール | ● クリスタルブラックパール | ||
アウタードアハンドル | ● ボディ同色/オフホワイト | ● クロームメッキ/ダーククロームメッキ | ● クリスタルブラックパール | |||
ドアロアー | ● 通常デザイン | ● ガーニッシュ | ||||
サイドシル | ● 通常デザイン | ● ガーニッシュ(ボディ同色) | ● 通常デザイン | |||
ホイール | ● 14インチスチールホイール+フルホイールキャップ(ブレードシルバー/オフホワイト) △(¥110,000) 14インチアルミホイール(タフタホワイト) △(¥118,800) 14インチアルミホイール(ステルスベルリナブラック) △(¥72,600) 14インチアルミホイール(ブラストグレーメタリック) | ● 14インチアルミホイール(シャークグレー×切削/ベルリナブラック×切削) △(¥110,000) 14インチアルミホイール(タフタホワイト) △(¥118,800) 14インチアルミホイール(ステルスベルリナブラック) △(¥72,600) 14インチアルミホイール(ブラストグレーメタリック) | ● 15インチアルミホイール(ピューターグレー×切削/ベルリナブラック×切削) △(¥158,400) 15インチアルミホイール(ブラックスパッタリング) △(¥77,000) 15インチアルミホイール(ブラストグレーメタリック) | ● 14インチスチールホイール(ベルリナブラック)+ハーフホイールキャップ(モールディングシルバー) △(¥110,000) 14インチアルミホイール(タフタホワイト) △(¥118,800) 14インチアルミホイール(ステルスベルリナブラック) △(¥72,600) 14インチアルミホイール(ブラストグレーメタリック) | ● 14インチスチールホイール(ベルリナブラック)+ハーフホイールキャップ(モールディングシルバー)+メッキホイールリング △(¥110,000) 14インチアルミホイール(タフタホワイト) △(¥118,800) 14インチアルミホイール(ステルスベルリナブラック) △(¥72,600) 14インチアルミホイール(ブラストグレーメタリック) | |
リア | バンパー | ● 通常デザイン | ● CUSTOM専用デザイン | ● JOY専用デザイン | ||
スポイラー | △(¥40,700) プラチナホワイトパール | ● モノトーン:ボディ同色 2トーン:クリスタルブラックパール | △(¥37,400) プラチナホワイトパール |
気になるポイントは以下となります。
- 『N-BOX CUSTOM』『N-BOX JOY』には、専用エクステリアデザインとなる専用パーツを装備
- 『N-BOX』『N-BOX JOY』はスチールホイール+ホイールキャップ、『N-BOX CUSTOM』はアルミホイールを標準装備
- 『N-BOX CUSTOM』の「ターボ」には、15インチアルミホイールが標準装備
『N-BOX』には、通常グレードと「ファッションスタイル」があり、ホイールのデザインや選択できるボディカラーが異なっています。
『N-BOX CUSTOM』には、専用デザインのフロントグリル、フロント/リアバンパーだけでなく、サイドシルのガーニッシュや標準装備となっているリアのスポイラーにより、スタイリッシュな見た目となっています。
さらに「コーディネートスタイル」では、フロントグリルやアウタードアハンドルなどのパーツがダーククロームメッキに変更され、より個性の引き立つ仕様となっています。
『N-BOX JOY』には、専用デザインのフロントグリル、フロント/リアバンパーに無塗装素地のパーツが多く使用されているため、タフ感のある見た目となっています。
ホイールサイズは、『N-BOX CUSTOM』の「ターボ」のみ15インチが採用されているため、より迫力のある印象となっています。(通常の『N-BOX CUSTOM』や他のモデルでは14インチ)
インテリアのデザイン、質感の比較
画像引用元:ホンダ N-BOX
N-BOX | N-BOX CUSTOM | N-BOX JOY | |||
– | ターボ | – | ターボ | ||
インパネ (助手席前トレー) | ● コルクカラー | ● ストーンカラー | |||
ドアトリム (オーナメントパネル) | – | ● ダークシルバー/ダークヘタマイト | – | ||
シート | ● トリコット(グレージュ×グレー) | ● トリコット(ブラック)/合成皮革(ブラック×カーボン調) | ● 合成皮革(ブラック)×トリコット(ブラック)/合成皮革(ブラック×カーボン調) | ● トリコット×撥水ファブリック(ブラウン×ブラック)(チェック柄) | ● 合成皮革×撥水ファブリック(ブラウン×ブラック)(チェック柄) |
ステアリング | ● ウレタン | ○ ウレタン/本革 | ● 本革 | ● ウレタン | ● 本革 |
シフトノブ | ● ウレタン |
気になるポイントは以下となります。
- 『N-BOX JOY』のシートには、撥水加工が施されたファブリックを採用
『N-BOX』の内装色は、「グレージュ×グレー」の組み合わせとなっており、助手席前トレーのコルクカラーと相まって、明るい印象を与えています。
『N-BOX CUSTOM』の内装色は、黒一色の高級感のある印象となっており、「ターボ」ではシートやアームレストの素材の一部が合成皮革、「コーディネートスタイル」ではシートやアームレストが全て合成皮革となっており、より質感の高い内装に変更されています。
『N-BOX JOY』の内装にはチェック柄が採用されており、自宅にいるようなリラックスできる印象を与えています。
また、シートやアームレストだけでなく、後席の背もたれの背面や荷室にかけて撥水加工が施されたファブリック素材となっているので、汚れやすいアウトドアなどの利用シーンで重宝します。
さらに、『N-BOX JOY』の「ターボ」では、シートに使われている素材の一部が合成皮革となっており、より質感が高められています。
サイズ、重量、乗車定員、最小回転半径の比較
N-BOX | N-BOX CUSTOM | N-BOX JOY | ||||
– | ターボ | – | ターボ | |||
ボディサイズ | 全長 | 3,395 | ||||
全幅 | 1,475 | |||||
全高 | FF:1,790 AWD:1,815 | |||||
車両重量 | FF:910 AWD:980 | FF:920 AWD:980 | FF:940 AWD:1,000 | FF:920 AWD:980 | FF:930 AWD:990 | |
乗車定員 | 4 | |||||
最小回転半径 | FF:4.5 AWD:4.8 | FF:4.7 AWD:4.8 | FF:4.5 AWD:4.8 |
気になるポイントは以下となります。
- 一般的な立体駐車場の中段には収まらないサイズ感
ボディサイズを検討する際は、クルマを止める駐車場のサイズや重量制限を意識する必要があります。
その際にマンションなどの立体駐車場に止める場合は、最も多いサイズ制限として「全長5.0m以下×全幅1.85m以下×全高1.55m以下、車両総重量2,500kg以下」となっています。
ボディサイズは共通となっており、全長/全幅は問題ありませんが、軽ハイトワゴンのボディタイプとなっているので全高が1.55mを超えてしまっており、立体駐車場の中段などには駐めるのが難しいサイズ感となってます。
車両重量は駆動方式や各モデルによって多少異なりますが、クルマ購入時や車検時に支払いが発生する車両重量税は、軽自動車では一律の金額となっているので同額となります。
燃費、動力性能、総排気量の比較
N-BOX | N-BOX CUSTOM | N-BOX JOY | |||||
– | ターボ | – | ターボ | ||||
燃費 | FF | 21.6 | 21.5 | 20.3 | 21.3 | 20.2 | |
AWD | 19.4 | 19.4 | 18.4 | 19.3 | 18.4 | ||
燃料 | レギュラーガソリン | ||||||
動力性能 | エンジン | 最大出力 | 43[58]/7,300 | 47[64]/6,000 | 43[58]/7,300 | 47[64]/6,000 | |
最大トルク | 65[6.6]/4,800 | 104[10.6]/2,600 | 65[6.6]/4,800 | 104[10.6]/2,600 | |||
総排気量 | 0.658 |
気になるポイントは以下となります。
- 『N-BOX CUSTOM』『N-BOX JOY』には、出力の高いターボエンジンを搭載したグレードあり
『N-BOX CUSTOM』『N-BOX JOY』の「ターボ」には、最大出力/最大トルクの高いターボエンジンが搭載されており、これにより他のモデルやグレードよりもパワフルな走りが楽しめるようになっています。
FFとAWDで比較してみると2.0km/LほどFFが燃費で優れており、同じ駆動方式で通常グレードと「ターボ」で比較してみると、動力性能の違いもあり1.0km/Lほど通常グレードが燃費では優れています。
燃料も全てレギュラーガソリンとなっていて、燃費性能は各モデルによる差がほとんどないので、見た目や装備を重視してグレードを選択してよいのではないでしょうか。
総排気量は軽自動車の規格に収まっているため、毎年の自動車税の金額は一律となり同額となります。
エクステリア関連装備の比較
N-BOX | N-BOX CUSTOM | N-BOX JOY | ||||
– | ターボ | – | ターボ | |||
フロントランプ | ヘッドランプ | ● フルLED(プロジェクター式) | ● フルLED(ダイレクロプロジェクション式) | ● フルLED(プロジェクター式) | ||
オートライト | ● | |||||
オートハイビーム | ● | |||||
デイライト | ● | |||||
フォグランプ | △(¥57,200~) | △(¥57,200) | △(¥55,000) | |||
リアランプ | リアコンビネーションランプ | ● フルLED | ● フルLED(クリアレンズ) | |||
ハイマウントストップランプ | ● LED | |||||
ドアミラー | 自動格納 | ◎(◆1) △(¥11,000) | ● | |||
フロントワイパー | 車速連動間欠 | – | ● |
◆1:コンフォートパッケージ(¥78,800)に含む
※装備/機能の説明については、「エクステリア関連の用語」をご覧ください。
気になるポイントは以下となります。
- ドアミラーの自動格納が、『N-BOX』にはオプション装備で設定あり
- フロントワイパーの車速連動間欠が、『N-BOX』には設定なし
『N-BOX』には、施錠/開錠に連動して電動でドアミラーの格納/展開を行う機能が標準では装備されておらず、メーカーオプションの「コンフォートパッケージ」かディーラーオプションで追加する必要があります。
また、『N-BOX』では車速に応じてフロントワイパーの動作速度を自動で調整する車速連動間欠機能が、オプションでも追加できない装備となっています。
インテリア関連装備の比較
N-BOX | N-BOX CUSTOM | N-BOX JOY | ||||
– | ターボ | – | ターボ | |||
インパネ | メーターパネル | ● 7インチマルチインフォメーションディスプレイ | ||||
センターディスプレイ | △(¥259,600) 9インチ(Honda CONNECTナビ) △(¥157,300) 8インチ(Honda CONNECTナビ) △(¥99,000) 8インチ(ディスプレイオーディオ) | |||||
ルーフ | サンバイザー | ● チケットホルダー(運転席のみ),バニティミラー付 | ||||
ステアリング | チルトステアリング | ● 手動 | ||||
シート | シートヒーター | ● 前席 | ||||
フロントセンターアームレスト | ● | |||||
リアセンターアームレスト | ◎(◆1) | ●/- | ● | – | ||
シートバックテーブル | ◎(◆1) 後席両側:カップホルダー,コンビニフック付 | ●/◎(◆2,3) 後席両側:カップホルダー,コンビニフック付 | ● 後席両側:カップホルダー,コンビニフック付 | ◎(◆2,3) 後席両側:カップホルダー,コンビニフック付 | ● 後席両側:カップホルダー,コンビニフック付 | |
後席シート可倒 | ● 5:5分割,リクライニング機能,スライド機能 |
◆1:コンフォートパッケージ(¥78,800)に含む
◆2:メーカーセットオプション(¥66,600)に含む
◆3:メーカーセットオプション(¥139,700)に含む
※装備/機能の説明については、「インテリア関連の用語」をご覧ください。
気になるポイントは以下となります。
- リアセンターアームレストが『N-BOX CUSTOM』の「ターボ」と「コーディネートスタイル」のみ標準装備
- シートバックテーブルが一部のモデルやグレードではオプション装備
後席中央の肘掛となるリアセンターアームレストは、『N-BOX CUSTOM』の「ターボ」と「コーディネートスタイル」のみ標準装備となっており、通常の『N-BOX CUSTOM』や『N-BOX JOY』には設定がありません。『N-BOX』は標準では装備がありませんが、メーカーオプションで追加可能となっています。
折り畳み式の後席用のテーブルとなるシートバックテーブルは、『N-BOX CUSTOM』の「ターボ」と「コーディネートスタイル」、『N-BOX JOY』の「ターボ」には標準で装備されていますが、その他のモデルやグレードではメーカーオプション装備となっています。
その他装備の比較
N-BOX | N-BOX CUSTOM | N-BOX JOY | ||||
– | ターボ | – | ターボ | |||
ドア | パワーウインドウ | ● | ||||
(パワーウインドウ) ワンタッチ式 | ● 運転席 | |||||
パワースライドドア | ● リアドア左側 ◎(◆1) リアドア右側 | ● リアドア左側 ●/◎(◆2,3) リアドア右側 | ● リアドア両側 | ● リアドア左側 ◎(◆2,3) リアドア右側 | ● リアドア両側 | |
(パワースライドドア)予約ロック機能 | ● リアドア左側 ◎(◆1) リアドア右側 | ● リアドア左側 ●/◎(◆2,3) リアドア右側 | ● リアドア両側 | ● リアドア左側 ◎(◆2,3) リアドア右側 | ● リアドア両側 | |
(パワースライドドア)ハンズフリー機能 | △(¥29,700) リアドア左側 | |||||
イージークローザー | ● リアドア | |||||
ガラス | UVカットガラス | ● 全面 | ||||
IRカットガラス | ● 全面 | |||||
プライバシーガラス | ● リアドア,リアクォーター,バックドア | |||||
サンシェード | ● リアドア(手動) | |||||
電源 | USBソケット (前席) | ● 充電用Type-C×1 △(¥13,200) 充電用Type-C×1 | ||||
USBソケット (後席) | △(¥13,200) 充電用Type-C×1 | |||||
アクセサリーソケット (前席) | ● | |||||
通信 | スマートキー | ● | ||||
Apple CarPlay/Android Auto対応 | △(¥259,600) ※9インチ(Honda CONNECTナビ)とセット △(¥99,000) ※8インチ(ディスプレイオーディオ)とセット | |||||
コネクティッドサービス | ● | |||||
ETC2.0 | △(¥29,700~) | |||||
空調 | オートエアコン | ● シングルゾーン | ||||
オーディオ | 標準スピーカー | ● 4スピーカー | ● 6スピーカー | ● 4スピーカー | ||
社外スピーカー (KENWOOD) | △(¥52,250) 4スピーカー | △(¥73,150) 6スピーカー | △(¥52,250) 4スピーカー | |||
照明 | アンビエントライト | – | ● インパネトレー,フロア(前席),ドリンクホルダー(運転席) | – | ||
運転 | ナビゲーションシステム | △(¥259,600) ※9インチ(Honda CONNECTナビ)とセット △(¥157,300) 8インチ(Honda CONNECTナビ)とセット | ||||
パドルシフト | – | ● | – | ● | ||
ブレーキホールド | ● メモリ機能 |
◆1:コンフォートパッケージ(¥78,800)に含む
◆2:メーカーセットオプション(¥66,600)に含む
◆3:メーカーセットオプション(¥139,700)に含む
※装備/機能の説明については、「その他装備関連の用語」をご覧ください。
気になるポイントは以下となります。
- リアドア右側のパワースライドドアが、一部のモデルやグレードではオプション装備
- 『N-BOX CUSTOM』には6スピーカー、その他のモデルやグレードには4スピーカー
- アンビエントライトが『N-BOX CUSTOM』のみ標準装備
- パドルシフトは「ターボ」のみ標準装備
電動でリアドアのスライド開閉が可能なパワースライドドアは、リアドア左側は全モデル標準で装備されていますが、右側は『N-BOX CUSTOM』の「ターボ」と「コーディネートスタイル」、『N-BOX JOY』の「ターボ」には標準装備、その他のモデルやグレードではメーカーオプション装備となっています。
スピーカーが『N-BOX』『N-BOX JOY』には「フロントスピーカー×2、フロントツィーター×2」の4スピーカーとなっていますが、『N-BOX CUSTOM』は「フロントスピーカー×2、リアスピーカー×2、フロントツィーター×2」の6スピーカーとなっており、後席でもしっかりと音を楽しめるようになっています。
さらに、ディーラーオプションでより音質の高いKENWOOD製のスピーカーに変更することができます。
また、『N-BOX CUSTOM』では夜間にオシャレに車内を照らすアンビエントライトが標準で備わっており、高級感のある印象を与えています。
『N-BOX CUSTOM』や『N-BOX JOY』の「ターボ」にはパドルシフトが備わっているので、出力の高いエンジンと相まって、より走りを楽しむことができます。
安全装備、運転支援の比較
N-BOX | N-BOX CUSTOM | N-BOX JOY | ||||
– | ターボ | – | ターボ | |||
街中での走行時 | 衝突軽減ブレーキ | ● | ||||
道路標識認識 | ● | |||||
発進告知アラート | ● | |||||
高速道路での走行時 | 先行車追従/車速維持 | ● | ||||
先行車追従自動停止 | ● | |||||
車線維持支援 | ● 約65km/h以上 | |||||
車線逸脱検知アラート/衝突回避 | ● | |||||
ふらつき検知アラート | ● | |||||
駐車や発進/後退時 | 踏み間違え抑止 | ● | ||||
前後方障害物衝突検知アラート/衝突回避 | ● | |||||
視界の拡張 | 360°モニター | – | ◎(◆3) | ◎(¥73,200) | ◎(◆3) | ◎(¥73,200) |
バックモニター | ◎(◆4) | |||||
その他 | ドライブレコーダー | △(¥37,400~) |
◆3:メーカーセットオプション(¥139,700)に含む
◆4:リアカメラ de あんしんプラス4(¥39,600)に含む
※装備/機能の説明については、「安全装備、運転支援関連の用語」をご覧ください。
気になるポイントは以下となります。
- 高速道路での車線維持支援機能は、約65km/h以上で作動
- 360°モニターは『N-BOX』以外にオプション装備での設定あり
安全装備、運転支援もグレードによる大きな違いはありませんが、高速道路での車速維持や全車速での先行車の自動追従が可能となっていますが、車線維持については約65km/h以上でないと作動しない仕様となっています。
『N-BOX』には、前方/側方/後方の映像をセンターディスプレイに表示可能となる360°モニターの設定がなく、ディーラーオプションの「リアカメラ de あんしんプラス4」を追加することでバックモニターが備わります。『N-BOX』以外のモデルではメーカーオプションで360°モニターを装備することができます。
まとめ
以上を踏まえて、次のポイントが筆者が考える比較検討をする際の判断ポイントになります。
N-BOXを選ぶポイント
- シンプルなエクステリアデザインと、明るい印象を与えるグレージュ×グレーの内装
- 必要十分な装備を備えており、最も初期費用を抑えられる
N-BOX CUSTOMを選ぶポイント
- スタイリッシュなエクステリアデザインと、高級感のあるブラックの内装
- 標準装備が最も充実している
- 高出力のエンジンに加え、パドルシフトにより走りを楽しめる「ターボ」の設定あり(「ターボ」には、より迫力が増す15インチのアルミホールが装備)
N-BOX JOYを選ぶポイント
- タフ感のあるエクステリアデザインと、落ち着いた雰囲気のあるチェック柄の内装
- 車内に撥水加工が施された素材が使用されていることにより、アウトドアなどのシーンで重宝
- 高出力のエンジンに加え、パドルシフトにより走りを楽しめる「ターボ」の設定あり
以上、「ホンダ『N-BOX』の各タイプ、比較してみた!」でした。
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