マツダ『MAZDA3 FASTBACK』の全グレード、比較してみた!

ハッチバック
画像引用元:マツダ MAZDA3 FASTBACK公式サイト

2024年11月29日に新グレードの追加が発表されたマツダのCセグメントハッチバック『MAZDA3 FASTBACK』。

全グレードのスペックや装備を項目毎に比較して、購入を検討する際のポイントをまとめてみました!

※「SEDAN」のグレード別の比較は、別記事「マツダ『MAZDA3 SEDAN』の各グレード、比較してみた!」をご覧ください。

価格、グレード展開

15CXD15S/20S/XD15S20S/X/XD15S/20S/XD
i SelectionS PackageBlack SelectionLeather Touring SelectionTouringRetro Sports Edition
ガソリン
SKYACTIV-G
(15C/15S)
FFAT¥2,209,900¥2,299,000¥2,477,200¥2,757,700¥2,779,700
MHEV
e-SKYACTIV G
(20S)
FFAT¥2,799,500¥2,836,900¥2,990,900
MT¥2,975,500¥2,913,900¥2,990,900
AWDAT¥3,036,000¥3,073,400¥3,227,400
MHEV
e-SKYACTIV X
(X)
AWDAT¥3,964,400
~
¥3,986,400
MT¥3,964,400
~
¥3,986,400
ディーゼル
SKYACTIV-D
(XD)
FFAT¥2,852,300¥3,074,500¥3,111,900¥3,265,900
AWDAT¥3,088,800¥3,311,000¥3,348,400¥3,502,400

『MAZDA3 FASTBACK』は、ガソリンエンジンの「SKYACTIV-G 1.5」を搭載した「15C」「15S」、ガソリンエンジンにマイルドハイブリットシステムを組み合わせた「e-SKYACTIV G 2.0」を搭載した「20S」、より出力を高めた「e-SKYACTIV X」を搭載した「X」、そしてディーゼルエンジンの「SKYACTIV-D 1.8」を搭載した「XD」に分かれています。

そこから、さらに装備や内外装の違いによってグレードが分かれています。

気になるポイントは以下となります。

  • 「e-SKYACTIV G 2.0」「e-SKYACTIV X」搭載モデルにはMTの設定あり
  • 「SKYACTIV-G 1.5」搭載モデルにはAWDの設定なし
  • 「e-SKYACTIV X」搭載モデルは駆動方式がAWDのみ

価格を比較してみると、装備が必要最小限となっている「15C」と、最も装備が充実しており「e-SKYACTIV X」を搭載した「X Touring」では、180万円ほどの価格差となっています。

ガソリンエンジン×マイルドハイブリットを搭載したモデルのみとなりますが、昨今では少なくなってきているMTが用意されているのは、運転好きな方には嬉しいポイントではないでしょうか。

「SKYACTIV-G 1.5」搭載モデルには駆動方式にAWDの設定がないため、雪道などの悪路を走ることが多い方にとっては、初期費用を最も抑えられるグレードだけにAWDの設定がある上位パワートレインを搭載したモデルとの選択に悩んでしまうポイントかもしれません。

逆に車両本体価格が最も高い「e-SKYACTIV X」搭載モデルにはAWDの設定しかないため、FFを選択することができなくなっています。

エクステリアのデザイン、質感の比較

15C/15C i Selection
15C/15C i Selection
15S/20S/XD Black Selection
15S/20S/XD Black Selection
15S Leather Touring Selection
15S Leather Touring Selection
20S/XD Touring
20S/XD Touring
X Touring
X Touring
15S/20S/XD Retro Sports Edition
15S/20S/XD Retro Sports Edition
画像引用元:マツダ MAZDA3 FASTBACK
15CXD15S/20S/XD15S20S/XD/X15S/20S/XD
i SelectionS PackageBlack SelectionLeather Touring SelectionTouringRetro Sports Edition
フロントグリル
ブラック
シグネチャーウイング
ダークメタル
サイドセイルガーニッシュ
ブラック

ピアノブラック
センターピラーガーニッシュ
ブラック

ピアノブラック
ドアミラーカバー
ボディ同色

ボディ同色

グロスブラック

ボディ同色

グロスブラック
ホイール
16インチスチールホイール+フルホイールキャップ

16インチスチールホイール+フルホイールキャップ
◎(◆2)
18インチアルミホイール(グレーメタリック)

18インチアルミホイール(グレーメタリック)

18インチアルミホイール(ブラックメタリック)

18インチアルミホイール(グレーメタリック)

20S/XD:18インチアルミホイール(グレーメタリック)
X:18インチアルミホイール(ブラックメタリック)

18インチアルミホイール(ブラックメタリック)
リアルーフスポイラー
ブラック
●:標準装備、○:設定あり、◎:メーカーオプションあり、△:ディーラーオプションあり、-:装備なし
◆1:15C_セットオプション(¥77,000)に含む
◆2:15C i Selection_セットオプション(¥165,000)に含む
◆3:XD S Package_セットオプション(¥169,400)に含む
◆4:15S Black Selection_セットオプション(¥99,000)に含む
◆5:20S/XD Black Selection_セットオプション(¥99,000)に含む
◆6:20S/XD Black Selection_セットオプション(¥176,000)に含む
◆7:20S/XD/X Touring(ブラックレザー)_セットオプション(¥132,000)に含む
◆8:20S/XD/X Touring(ブラックレザー)_セットオプション(¥209,000)に含む
◆9:20S/XD/X Touring(バーガンディレザー)_セットオプション(¥154,000)に含む
◆10:20S/XD/X Touring(バーガンディレザー)_セットオプション(¥231,000)に含む

気になるポイントは以下となります。

  • 一部のボディカラーが「15C」では選択不可
  • 「15C」のみホイールサイズが16インチ

エクステリアの印象ですが、『MAZDA3』にはマツダの「魂動デザイン」が取り入れられており、全体的に曲面で構成され、FASTBACKでは特に丸みを帯びたリアからの見た目が美しいボディラインとなっています。

グレードによるエクステリアの違いは少なく、「15C」と「15C i Selection」のみセイルガーニッシュやセンターピラーガーニッシュがの塗装がブラック(他のグレードではピアノブラック)となり、「Black Selection」と「Retro Sports Edition」はドアミラーの塗装がグロスブラック(他のグレードではボディ同色)になっています。

ボディーカラーは全9色が用意されていますが、「15C」はそのうちの5色しか選択できなようになっています。

また、「15C」のみ16インチのスチールホイールにホイールキャップを組み合わせたものが標準装備となっており、他のグレードでは18インチのアルミホイールとなっているため、足回りの質感や迫力で見劣りする部分があります。

インテリアのデザイン、質感の比較

15C
(シート:クロス・ブラック、加飾:シルバー)
15C i Selection/XD S Package
15S/20S/XD Black Selection
20S/XD Touring

(シート:クロス・ブラック、加飾:プラチナサテン)
15S Leather Touring Selection/X Touring
(シート:スムースレザー・ブラック、加飾:プラチナサテン)
15S Leather Touring Selection/X Touring
(シート:スムースレザー・レッド、加飾:プラチナサテン)
15S/20S/XD Retro Sports Edition
(シート:本革×レガーヌ・テラコッタ×ブラック、加飾:ガンメタリック)
画像引用元:マツダ MAZDA3 FASTBACK
15CXD15S/20S/XD15S20S/XD/X15S/20S/XD
i SelectionS PackageBlack SelectionLeather Touring SelectionTouringRetro Sports Edition
インパネ
合成皮革(ブラック)+シルバー加飾

合成皮革(ブラック)+プラチナサテン加飾

合成皮革(ブラック/レッド)+プラチナサテン加飾

合成皮革(ブラック)+プラチナサテン加飾
◎(■1,2)
合成皮革(ブラック/レッド)+プラチナサテン加飾

レガーヌ(ブラック)+ガンメタリック加飾
ニーパッド
合成皮革
ピラー
クロス
ドアトリム
クロス+シルバー加飾

クロス+プラチナサテン加飾

合成皮革+プラチナサテン加飾

クロス+プラチナサテン加飾
◎(◆7,8,9,10)
合成皮革+プラチナサテン加飾

レガーヌ+ガンメタリック加飾
インナードアハンドル
シルバー

プラチナサテン

ガンメタリック
シート
クロス(ブラック)

スムースレザー(ブラック/レッド)

クロス(ブラック)
◎(◆7,8,9,10)
スムースレザー(ブラック/レッド)

合成皮革×レガーヌ(テラコッタ×ブラック)
ステアリング
ウレタン

本革
シフトノブ
PVC

本革
●:標準装備、○:設定あり、◎:メーカーオプションあり、△:ディーラーオプションあり、-:装備なし
◆1:15C_セットオプション(¥77,000)に含む
◆2:15C i Selection_セットオプション(¥165,000)に含む
◆3:XD S Package_セットオプション(¥169,400)に含む
◆4:15S Black Selection_セットオプション(¥99,000)に含む
◆5:20S/XD Black Selection_セットオプション(¥99,000)に含む
◆6:20S/XD Black Selection_セットオプション(¥176,000)に含む
◆7:20S/XD/X Touring(ブラックレザー)_セットオプション(¥132,000)に含む
◆8:20S/XD/X Touring(ブラックレザー)_セットオプション(¥209,000)に含む
◆9:20S/XD/X Touring(バーガンディレザー)_セットオプション(¥154,000)に含む
◆10:20S/XD/X Touring(バーガンディレザー)_セットオプション(¥231,000)に含む

気になるポイントは以下となります。

  • 「Leather Touring Selection」は内装をブラックとレッドの2色から選択可能
  • 「Touring」はオプションで「Leather Touring Selection」と同様の内装に変更可能
  • 「Retro Sports Edition」にはタンカラーの内装を採用

インテリアの印象ですが、単調にならないようなデザインと各部にステッチを使用していることにより、安価なグレードでも高級感のある内装となっています。

大半のグレードでシートの素材がクロスとなっていますが、「Leather Touring Selection」では質感の高い合成皮革となり、ブラックかレッドの2色から選択できるようになっています。

「Touring」は、安価グレードと同様に標準ではシートの素材がクロスとなりますが、メーカーオプションで「Leather Touring Selection」と同様にブラックかレッドの合成皮革に変更することで質感を高めることができます。

「Retro Sports Edition」のみ合成皮革とレガーヌを組み合わせたタンカラー×ブラックのシートが採用されており、レトロ感と高級感のある内装となっています。

サイズ、重量、乗車定員、最小回転半径の比較

15C/15C i Selection/15S Black Selection/15S Leather Touring Selection/15S Retro Sports Edition20S Black Selection/20S Touring/20S Retro Sports EditionX TouringXD S Package/XD Black Selection/XD Touring/XD Retro Sports Edition
ボディサイズ全長4,460
全幅1,795
全高1,440
ホイールベース2,725
車両重量FF(AT):1,340FF(AT):1,380
FF(MT):1,360
AWD:1,450
AWD(AT):1,520
AWD(MT):1,490
FF(AT):1,420
AWD(AT):1,480
乗車定員5
最小回転半径5.3
※全長・全幅・全高・ホイールベース(mm)、車両重量(kg)、乗車定員(名)、最小回転半径(m)

気になるポイントは以下となります。

  • 一般的な立体駐車場に収まるサイズ感
  • 「X Touring」のATは車両重量が1.5kgオーバー

ボディサイズを検討する際は、クルマを止める駐車場のサイズや重量制限を意識する必要があります。
その際にマンションなどの立体駐車場に止める場合は、最も多いサイズ制限として「全長5.0m以下×全幅1.85m以下×全高1.55m以下、車両総重量2,500kg以下」となっています。

ボディサイズは全グレード共通となっており、一般的な立体駐車場に収まるサイズ感となっています。

車両重量では唯一「X Touring」のATが1.5kgをオーバーしてしまっているため、クルマ購入時や車検時に支払いが発生する車両重量税は他のグレードよりも高くなります。

燃費、動力性能、総排気量の比較

15C/15C i Selection/15S Black Selection/15S Leather Touring Selection/15S Retro Sports Edition20S Black Selection/20S Touring/20S Retro Sports EditionX TouringXD S Package/XD Black Selection/XD Touring/XD Retro Sports Edition
パワートレインガソリン
(SKYACTIV-G 1.5)
MHEV
(e-SKYACTIV G 2.0)
MHEV
(e-SKYACTIV X)
ディーゼル
(SKYACTIV-D 1.8)
燃費FFAT16.616.421.2
MT17.5
AWDAT15.916.720.0
MT17.7
燃料レギュラーガソリンレギュラーガソリンプレミアムガソリン軽油
燃料タンク容量FF:51FF:51
AWD:48
AWD:48FF:51
AWD:48
動力
性能
エンジン最大
出力
82[111]/6,000115[156]/6,000140[190]/6,00095[130]/4,000
最大
トルク
146[14.9]/3,500199[20.3]/4,000240[24.5]/4,500270[27.5]/1,600-2,600
モーター最大
出力
5.1[6.9]/1,8004.8[6.5]/1,000
最大
トルク
49[5.0]/10061[6.2]/100
総排気量1.4961.9971.756
※燃費(km/L:WLTCモード)、燃料タンク容量(L)、最大出力(kW[PS]/rpm)、最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)、総排気量(L)

気になるポイントは以下となります。

  • 燃料が「e-SKYACTIV X」搭載モデルはプレミアムガソリン、「SKYACTIV-D 1.8」搭載モデルは軽油

燃費性能を比較してみると、燃料がガソリンとなる「SKYACTIV-G 1.5」「e-SKYACTIV G 2.0」「e-SKYACTIV X」搭載モデルの燃費は16km/L~17km/Lほど、軽油となる「SKYACTIV-D 1.8」搭載モデルでは20km/L~21km/Lほどと、軽油の安さもあり「SKYACTIV-D 1.8」搭載モデルが最も燃料費を抑えることができそうです。

また、燃料がガソリンとなるグレードの中でも、「e-SKYACTIV X」搭載モデルのみレギュラーガソリンよりも高いプレミアムガソリンとなるため、購入を検討する際には注意が必要です。

総排気量では「SKYACTIV-G 1.5」搭載モデルのみ1.5L以下となっているので、毎年の自動車税は一番安く抑えることができます。

エクステリア関連装備の比較

15CXD15S/20S/XD15S20S/XD/X15S/20S/XD
i SelectionS PackageBlack SelectionLeather Touring SelectionTouringRetro Sports Edition
フロントランプヘッドランプ
LED
オートライト
アダプティブハイビーム15S:-
20S/XD:●
オートハイビーム15S:●
20S/XD:-
デイライト15S:-
20S/XD:●
リアランプリアコンビネーションランプ
LED
ハイマウントストップランプ
LED
フォグランプ
AWD

AWD
ドアミラー自動格納
リバース連動◎(◆2)
自動防眩◎(◆2)
運転席側
フロントワイパー車速連動間欠
雨滴感知
●:標準装備、○:設定あり、◎:メーカーオプションあり、△:ディーラーオプションあり、-:装備なし
◆1:15C_セットオプション(¥77,000)に含む
◆2:15C i Selection_セットオプション(¥165,000)に含む
◆3:XD S Package_セットオプション(¥169,400)に含む
◆4:15S Black Selection_セットオプション(¥99,000)に含む
◆5:20S/XD Black Selection_セットオプション(¥99,000)に含む
◆6:20S/XD Black Selection_セットオプション(¥176,000)に含む
◆7:20S/XD/X Touring(ブラックレザー)_セットオプション(¥132,000)に含む
◆8:20S/XD/X Touring(ブラックレザー)_セットオプション(¥209,000)に含む
◆9:20S/XD/X Touring(バーガンディレザー)_セットオプション(¥154,000)に含む
◆10:20S/XD/X Touring(バーガンディレザー)_セットオプション(¥231,000)に含む
※装備/機能の説明については、「エクステリア関連の用語」をご覧ください。

気になるポイントは以下となります。

  • アダプティブハイビーム、デイライトが「15C/15C i Selection」「15S Black Selection」「XD S Package」には設定なし
  • リアのフォグランプはAWDのみ標準装備

エクステリア関連の装備ですが、全グレードで灯火類は全てフルLEDとなっており、フロントワイパーには車速だけでなく雨が降ってきた場合は雨量に応じでワイパーの動作速度を自動調整してくれる便利な機能も標準で装備されています。

「15C/15C i Selection」と「15S Black Selection」、「XD S Package」には、先行車や対向車を検知してハイビームの照射範囲を変えるアダプティブハイビームや、昼間の対向車や歩行者からの視認性向上だけでなく見た目の向上にも繋がるデイライトの設定がありません。

悪天候での後続車からの視認性を向上させるリアのフォグランプですが、全グレードでAWDのみ標準装備となっており、FFにはオプションでも設定がありません。

インテリア関連装備の比較

15CXD15S/20S/XD15S20S/XD/X15S/20S/XD
i SelectionS PackageBlack SelectionLeather Touring SelectionTouringRetro Sports Edition
インパネメーターパネル
7インチマルチインフォメーションディスプレイ+アナログメーター
ヘッドアップディスプレイ
センターディスプレイ
8.8インチ

8.8インチ
◎(◆3)
10.25インチ

10.25インチ
ルーフサンバイザー
チケットホルダー,バニティミラー,照明付
サングラスホルダー
ルームミラー自動防眩◎(◆2)
ステアリングチルトステアリング
手動
テレスコピックステアリング
手動
ステアリングヒーター15S:◎(◆4)
20S/XD:●
シートパワーシート◎(◆2)
運転席(10way)

運転席(10way)
シートヒーター◎(◆2)
前席

前席
フロントセンターアームレスト
コンソールボックス一体型
リアセンターアームレスト
カップホルダー付
リアシートアレンジ
6:4分割可倒
ラゲッジトノカバー
●:標準装備、○:設定あり、◎:メーカーオプションあり、△:ディーラーオプションあり、-:装備なし
◆1:15C_セットオプション(¥77,000)に含む
◆2:15C i Selection_セットオプション(¥165,000)に含む
◆3:XD S Package_セットオプション(¥169,400)に含む
◆4:15S Black Selection_セットオプション(¥99,000)に含む
◆5:20S/XD Black Selection_セットオプション(¥99,000)に含む
◆6:20S/XD Black Selection_セットオプション(¥176,000)に含む
◆7:20S/XD/X Touring(ブラックレザー)_セットオプション(¥132,000)に含む
◆8:20S/XD/X Touring(ブラックレザー)_セットオプション(¥209,000)に含む
◆9:20S/XD/X Touring(バーガンディレザー)_セットオプション(¥154,000)に含む
◆10:20S/XD/X Touring(バーガンディレザー)_セットオプション(¥231,000)に含む
※装備/機能の説明については、「インテリア関連の用語」をご覧ください。

気になるポイントは以下となります。

  • センターディスプレイの液晶画面が「15C/15C i Selection」「XD S Package」はサイズが小さい
  • パワーシート、ステアリングヒーター、シートヒーターが「15C」「XD S Package」には設定なし

インテリア関連の装備ですが、全グレードでフロントガラスに速度や運転支援情報などを投影してくれるヘッドアップディスプレイが標準装備となっています。

「15C/15C i Selection」「XD S Package」はセンターディスプレイがが8.8インチなっているのに対して、他のグレードでは標準で10.25インチが採用されているので、見栄えや情報の見やすさが向上しています。

また、冬場にあると嬉しいステアリングのグリップ部分を温める機能を備えたステアリングヒーターや、前席のシート部分を温めてれる機能を備えたシートヒーターが、「15C」と「XD S Package」にはオプションでも設定がありません。

さらに、上位グレードには備わっている運転席のシート位置や角度の電動調整が可能なパワーシートも装備されておらず、レバーでの手動調整となっています。

今回新たに追加された「15C i Selection」にも、標準ではパワーシートとシートヒーターが装備されていませんが、メーカーオプションで追加することができるようになっています。

その他装備の比較

15CXD15S/20S/XD15S20S/XD/X15S/20S/XD
i SelectionS PackageBlack SelectionLeather Touring SelectionTouringRetro Sports Edition
ドアパワーウインドウ
全席ワンタッチ式
車速感応式ドアロック
ガラスUVカット
IRカット◎(◆3)
フロント,フロントドア
15S:-
20S/XD:●
フロント,フロントドア

フロント,フロントドア
プライバシーガラス◎(¥22,000/◆1)
リアドア,バックドア

リアドア,バックドア
電源ワイヤレス充電◎(◆1)◎(◆3)15S:◎(◆4)
20S/XD(AT):◎(◆5,6)
20S/XD(MT):●
USBソケット
前席:type-A×2

前席:type-A×2
◎(◆2,3)
前席:type-C×2

前席type-C×2
アクセサリーソケット
前席×1
通信スマートキー
Apple CarPlay/Android Auto対応
コネクティッドサービス
ETC2.0△(¥74,448)
空調オートエアコン
マニュアル

デュアルゾーン
オーディオ標準スピーカー
8スピーカー
15S:●
8スピーカー
20S/XD(AT):●
8スピーカー
20S/XD(MT):-

8スピーカー
AT(X以外):●
8スピーカー
MT:-
15S:●
8スピーカー
20S/XD:-
社外スピーカー
(BOSE)
15S:ー
20S/XD(AT):◎(◆6)
12スピーカー
20S/XD(MT):●
12スピーカー
AT(X以外):◎(◆8,10)
12スピーカー
MT:●
12スピーカー
15S:-
20S/XD:●
12スピーカー
運転ナビゲーションシステム△(¥88,000)
ドライブモード
MT,XD以外

MT,XD以外
ブレーキホールド
●:標準装備、○:設定あり、◎:メーカーオプションあり、△:ディーラーオプションあり、-:装備なし
◆1:15C_セットオプション(¥77,000)に含む
◆2:15C i Selection_セットオプション(¥165,000)に含む
◆3:XD S Package_セットオプション(¥169,400)に含む
◆4:15S Black Selection_セットオプション(¥99,000)に含む
◆5:20S/XD Black Selection_セットオプション(¥99,000)に含む
◆6:20S/XD Black Selection_セットオプション(¥176,000)に含む
◆7:20S/XD/X Touring(ブラックレザー)_セットオプション(¥132,000)に含む
◆8:20S/XD/X Touring(ブラックレザー)_セットオプション(¥209,000)に含む
◆9:20S/XD/X Touring(バーガンディレザー)_セットオプション(¥154,000)に含む
◆10:20S/XD/X Touring(バーガンディレザー)_セットオプション(¥231,000)に含む
※装備/機能の説明については、「その他装備関連の用語」をご覧ください。

気になるポイントは以下となります。

  • 「15C」にはオートエアコンやコネクティッドサービスの設定なし
  • 「SKYACTIV-G 1.5」搭載モデルや「XD S Package」にはBOSEサウンドシステムの設定なし
  • 「SKYACTIV-D 1.8」搭載モデルにはドライブモードの設定なし

その他の装備ですが、全グレードでフロントドアとリアドアのガラスはワンタッチで全開閉が可能となっており、またクルマが発進して一定の速度以上になると自動で施錠してくれる便利な機能も標準で備わっています。

最も安価な「15C」には、設定した室内温度に保ってくれるオートエアコンや、専用アプリを使用して遠隔からの車両操作が可能となるコネクティッドサービスといった便利な装備がありません。

「SKYACTIV-G 1.5」搭載モデルや「XD S Package」には、標準スピーカー以上に低音域の再現性を高めた「Boseサラウンドシステム」がオプションでも設定がないので、車内で聞く音楽の音質にこだわる方は、他のグレードの選択を検討する必要がありますね。

走りの部分では、アクセルペダルを踏み込んだときの応答性を高めるSPORTモードに変更が可能なドライブモードが、「SKYACTIV-D 1.8」搭載モデルにのみ設定がないので、走行中の味変ができません。

安全装備、運転支援の比較

15CXD15S/20S/XD15S20S/XD/X15S/20S/XD
i SelectionS PackageBlack SelectionLeather Touring SelectionTouringRetro Sports Edition
街中での走行時衝突軽減ブレーキ
交差点進入時車両検知アラート/衝突回避
車線逸脱警報
道路標識認識
高速道路での走行時先行車追従/車速維持
AT:全車速
MT:30km/h以上
先行車追従自動停止
AT
車線維持支援15S:-
20S/XD(AT):◎(◆5,6)
AT:全車速
MT:30km/h以上
20S/XD(MT):●
AT:全車速
MT:30km/h以上

AT:全車速
MT:30km/h以上
後側方走行車検知アラート
駐車や発進/後退時踏み間違え抑制
AT
前後方障害物衝突検知アラート/衝突回避
後退時後方左右接近車両検知アラート/衝突回避
視界の拡張360°モニター◎(◆1)◎(◆3)15S:◎(◆4)
20S/XD(AT):◎(◆5,6)
20S/XD(MT):●
バックモニター15S:●
20S/XD(AT):●
20S/XD(MT):-
その他ドライブレコーダー△(¥86,614~)
●:標準装備、○:設定あり、◎:メーカーオプションあり、△:ディーラーオプションあり、-:装備なし
◆1:15C_セットオプション(¥77,000)に含む
◆2:15C i Selection_セットオプション(¥165,000)に含む
◆3:XD S Package_セットオプション(¥169,400)に含む
◆4:15S Black Selection_セットオプション(¥99,000)に含む
◆5:20S/XD Black Selection_セットオプション(¥99,000)に含む
◆6:20S/XD Black Selection_セットオプション(¥176,000)に含む
※装備/機能の説明については、「安全装備、運転支援関連の用語」をご覧ください。

気になるポイントは以下となります。

  • 交差点進入時車両検知アラート/衝突回避、道路標識認識機能が「15C/15C i Selection」には設定なし
  • 高速道路での車線維持支援機能が「15C/15C i Selection」「XD S Package」「15S Black Selection」には設定なし

『MAZDA3 FASTBACK』は、安全装備、運転支援が最も充実した区分となる「サポカーSワイド※1」の対象車となっている、安全性の高いクルマとなっています。
※1:衝突軽減ブレーキ(対歩行者)、ペダル踏み間違い急発進抑制装置、車線逸脱警報、先進ライト搭載

全グレードで昨今求められるような安全装備、運転支援は一通り備えていますが、「15C/15C i Selection」には、交差点進入時に左右から接近する車両を検知して、衝突の危険性がある場合はブレーキ制御を行う機能や、前方のカメラで認識した道路標識をメーターパネルに表示してくれる機能が装備されていません。

また、「15C/15C i Selection」「XD S Package」「15S Black Selection」には、マツダでは「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)」と呼ばれる高速道路で先行車との車間維持や設定した車速を維持してくれる機能はあるのですが、同一車線内の中央を維持してくれる機能を持った「クルージング&トラフィック・サポート(CTS)」が備わっていません。

まとめ

まず『MAZDA3 FASTBACK』では、搭載するエンジンによって特性や燃費が異なっており、軽快な走りが楽しめる1.5Lのガソリンエンジンを搭載した「15C」「15S」、マイルドハイブリットが組み合わされたエンジンにより、街中で静かで滑らかな発進が可能となっている「20S」、高いトルクによる力強い加速や、燃費の良さが魅力の「XD」、そして「20S」の滑らかな発進や「XD」のトルク感といったメリットを兼ね備えた「X」から選択する必要があります。

その上で、次のポイントが筆者が考える比較検討をする際の判断ポイントになります。

MAZDA3 FASTBACK「15C」を選ぶポイント

  • 装備や機能は必要最小限で十分、全グレードで最も初期費用を抑えられる

MAZDA3 FASTBACK「15C i Selection」を選ぶポイント

  • 「15C」と比べて、ステアリングやシフトノブの質感が向上
  • 「15C」には設定されていない装備を必要に応じて追加可能

MAZDA3 FASTBACK「S Package」を選ぶポイント

  • 「SKYACTIV-D 1.8」搭載モデルで最も初期費用を抑えられる

MAZDA3 FASTBACK「Black Selection」を選ぶポイント

  • ドアミラーやホイールがブラックとなり、引き締まった印象を与えるエクステリア
  • 下位グレードでメーカーオプションとなっている装備や機能がほぼ標準装備 ※パワートレインによって異なる

MAZDA3 FASTBACK「Leather Touring Selection」を選ぶポイント

  • 下位グレードでメーカーオプションとなっている装備や機能が標準装備
  • シートにスムースレザーを使用した質感の高い内装

MAZDA3 FASTBACK「Touring」を選ぶポイント

  • 下位グレードでメーカーオプションとなっている装備や機能が標準装備
  • シート素材を標準装備のクロスから「Leather Touring Selection」と同様のスムースレザーに変更することで内装を質感を向上させることが可能
  • より音質の高い「BOSEサウンドシステム」が装備可能 ※一部グレードでメーカーオプション

MAZDA3 FASTBACK「Retro Sports Edition」を選ぶポイント

  • 下位グレードでメーカーオプションとなっている装備や機能が標準装備
  • シートにタンカラー使用したレトロ感と高級感のある内装
  • より音質の高い「BOSEサウンドシステム」を標準装備 ※「15S」には設定なし

以上、「マツダ『MAZDA3 FASTBACK』の各グレード、比較してみた!」でした。

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