スズキ『ソリオ/ソリオ バンディット』の全グレード、比較してみた!

コンパクトカー
画像引用元:スズキ ソリオ/ソリオ バンディット公式サイト

2025年1月16日に、一部仕様変更が発表されたスズキのAセグメントの小型ハイトワゴン『ソリオ/ソリオ バンディット』。

全グレードのスペックや装備を項目毎に比較して、購入を検討する際のポイントをまとめてみました!

※ちなみに今回の一部仕様変更の概要は以下のようになっています。

  1. フロントマスクを一新
  2. パワートレインを変更(スイフトに搭載されたエンジンとCVTを採用)
  3. 安全装備の拡充
  4. 電動パーキングブレーキ、ブレーキホールドを採用
  5. コネクティッドサービスに対応

価格、グレード展開

ソリオソリオ バンディット
HYBRID MGHYBRID MXHYBRID MZHYBRID MV
MHEVFFCVT¥1,926,100
~
¥2,151,600
¥2,051,500
~
¥2,271,500
¥2,248,400
~
¥2,468,400
¥2,303,400
~
¥2,523,400
AWDCVT¥2,051,500
~
¥2,277,000
¥2,176,900
~
¥2,396,900
¥2,593,800¥2,648,800

気になるポイントは以下となります。

  • 『ソリオ バンディット』は1グレード展開のみ
  • 全グレードでパワートレインにはマイルドハイブリッドを搭載
  • 全グレードで駆動方式にFFとAWDの設定あり

『ソリオ/ソリオ バンディット』は、まず『ソリオ』と『ソリオ バンディット』で異なるエクステリアデザインとなっており、さらに『ソリオ』は装備の違いによりグレードが分かれていますが、『ソリオ バンディット』は1グレードのみの展開になっています。

全グレードでパワートレインにはガソリンエンジンンにマイルドハイブリッドシステムを搭載しており、これにより加速性能と燃費性能を両立しています。

また、全グレードで駆動方式にFFとAWDの設定があるので、雪道などの悪路を走ることが少ない方はFFを選択することで価格を抑えることができます。

ちなみに、同じモデルでFFとAWDの価格を比較してみると12万円ほどAWDのほうが高く、グレード展開の多い『ソリオ』の同じ駆動方式で価格を比較してみると、最も価格の低い「HYBRID MG」と最も価格の高い「HYBRID MZ」では、32万円ほどの価格差となっています。

さらに、『ソリオ』の最上級グレード「HYBRID MZ」と『ソリオ バンディット』の「HYBRID MV」では、5万円ほど『ソリオ バンディット』のほうが高い価格設定になっています。

エクステリアのデザイン、質感の比較

ソリオ「HYBRID MG」
ソリオ「HYBRID MX」
ソリオ「HYBRID MZ」
ソリオ バンディット「HYBRID MV」
画像引用元:スズキ ソリオ/ソリオ バンディット
ソリオソリオ バンディット
HYBRID MGHYBRID MXHYBRID MZHYBRID MV
フロントグリル
メッキ

メッキ×ブラック
フォグランプベゼル
メッキ
サイドピラー
ブラック
アンダースポイラー
ホイール
15インチスチールホイール×フルホイールキャップ

15インチアルミホイール(シルバー)

15インチアルミホイール(ブラックメタリック)
リアルーフエンドスポイラー
バックドアガーニッシュ
メッキ
ボディカラー
無償カラー6色/有償カラー1色(¥33,000)

無償カラー6色/有償カラー1色(¥33,000)/有償2トーンカラー4色(¥55,000)

無償カラー5色/有償カラー2色(¥33,000)/有償2トーンカラー5色(¥55,000~)
●:標準装備、○:設定あり、◎:メーカーオプションあり、△:ディーラーオプションあり、-:装備なし
◆1:HYBRID MG_セットオプション(¥225,500)に含む
◆2:HYBRID MX_セットオプション(¥55,000)に含む
◆3:HYBRID MX/HYBRID MZ/HYBRID MV_セットオプション(¥220,000)に含む
◆4:HYBRID MX_セットオプション(¥275,000)に含む

気になるポイントは以下となります。

  • 『ソリオ』の「HYBRID MG」のみホイールがスチールホイール
  • 『ソリオ』の「HYBRID MZ」『ソリオ バンディット』は2トーンのボディカラーを選択可能

エクステリアの印象ですが、今回の一部仕様変更によりフロントマスクのデザインが一新されています。『ソリオ』は左右のヘッドランプの間にあるメッキパーツの意匠が変わった程度ですが、『ソリオ バンディット』はグリル内のデザインが縦長のフィン形状となり、グリル左右にある幅広のメッキパーツにより力強さを感じる迫力のあるデザインになっています。

『ソリオ』の「HYBRID MG」以外はホイールが15インチのアルミホイールとなっていますが、『ソリオ』の「HYBRID MG」のみ15インチのスチールホイールにフルホイールキャップの組み合わせとなっています。また、サイドのアンダースポイラーやルーフエンドスポイラーも備わっておらず、安価グレードということもあり質感やパーツが抑えられています。

ボディカラーが、『ソリオ』では「HYBRID MZ」のみ2トーンのボディカラーを選択できるようになっています。『ソリオ バンディット』は『ソリオ』とは選択できるボディカラーが一部異なっており、『ソリオ』の「HYBRID MZ」と同様に2トーンのボディカラーを選択可能となっています。

インテリアのデザイン、質感の比較

ソリオ「HYBRID MG/HYBRID MX/HYBRID MZ」
ソリオ バンディット「HYBRID MV」
画像引用元:スズキ ソリオ/ソリオ バンディット
ソリオソリオ バンディット
HYBRID MGHYBRID MXHYBRID MZHYBRID MV
インパネオーナメント
ブラウン

ブラック
インパネトレー
ネイビー

ボルドー
エアコンサイドルーバーガーニッシュ
シルバー

チタンシルバー
カラードドアガーニッシュ
シルバー

チタンシルバー
ドアトリム
クロス
インナードアハンドル
メッキ
シート
ファブリック
ステアリング
ウレタン

本革
シフトノブ
ウレタン

本革+ガーニッシュ(ピアノブラック調)
●:標準装備、○:設定あり、◎:メーカーオプションあり、△:ディーラーオプションあり、-:装備なし
◆1:HYBRID MG_セットオプション(¥225,500)に含む
◆2:HYBRID MX_セットオプション(¥55,000)に含む
◆3:HYBRID MX/HYBRID MZ/HYBRID MV_セットオプション(¥220,000)に含む
◆4:HYBRID MX_セットオプション(¥275,000)に含む

気になるポイントは以下となります。

  • 『ソリオ』と『ソリオ バンディット』で異なる内装
  • 『ソリオ』でもグレードにより内装の質感が異なる

インテリアの印象ですが、運転席のステアリングの下側にあるアンダートレーや、助手席前のインパネトレーだけでなく、助手席シートの座面下に取り外して持ち運び可能な持ち手が付いたシートアンダーボックスなどといった多くの収納があり、利便性の高い室内になっています。

『ソリオ』と『ソリオ バンディット』では内装の色や加飾が異なっており、目立つ部分では助手席前のインパネやドアトリムのパネルに違いがあり、さらにシート生地は同じファブリック表皮になりますが異なるデザインを採用することで、『ソリオ』はリビングにいるような落ち着きのある印象、『ソリオ バンディット』は上質感のある印象を与えています。

さらに、『ソリオ バンディット』ではステアリングだけでなくシフトノブにも本革が採用されており、より上質感を与える要因になっています。

『ソリオ』はグレードにより内装の質感が一部異なっており、特に「HYBRID MZ」は『ソリオ』の中で最上級グレードということもあり、『ソリオ バンディット』と同様にステアリングに本革が採用され質感が高いものになっています。

サイズ、重量、乗車定員、最小回転半径の比較

ソリオソリオ バンディット
HYBRID MGHYBRID MXHYBRID MZHYBRID MV
ボディサイズ全長3,810
全幅1,645
全高1,745
ホイールベース2,480
車両重量FF:1,000
AWD:1,040
FF:1,020
AWD:1,060
FF:1,030
AWD:1,070
乗車定員5
最小回転半径4.8
※全長・全幅・全高・ホイールベース(mm)、車両重量(kg)、乗車定員(名)、最小回転半径(m)

気になるポイントは以下となります。

  • 一般的な立体駐車場の中段には収まらないサイズ感

ボディサイズを検討する際は、クルマを止める駐車場のサイズや重量制限を意識する必要があります。
その際にマンションなどの立体駐車場に止める場合は、最も多いサイズ制限として「全長5.0m以下×全幅1.85m以下×全高1.55m以下、車両総重量2,500kg以下」となっています。

ボディサイズは全グレード共通となっており、全長/全幅は十分コンパクトな取り回しの良いサイズとなっていますが、全高が1.55mを超えてしまっているので、立体駐車場の中段などには駐めるのが難しいサイズ感となってます。

車両重量は全グレードで1.0t~1.5tの間で収まっているため、クルマ購入時や車検時に支払いが発生する車両重量税は同額となります。

燃費、動力性能、総排気量の比較

ソリオソリオ バンディット
HYBRID MGHYBRID MXHYBRID MZHYBRID MV
パワートレイン直列3気筒ガソリンエンジン+マイルドハイブリッドシステム
燃費FFCVT22.0
AWDCVT20.7
燃料レギュラーガソリン
燃料タンク容量FF:32
AWD:30
動力性能エンジン最大出力60[82]/5,700
最大トルク109[11.1]/4,500
モーター最大出力2.3[3.1]/1,100
最大トルク60[6.1]/100
総排気量1.197
※燃費(km/L:WLTCモード)、燃料タンク容量(L)、最大出力(kW[PS]/rpm)、最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)、総排気量(L)

気になるポイントは以下となります。

  • 全グレードで燃費、動力性能、総排気量は共通

燃費性能は全グレードで共通となっており、駆動方式でFFとAWDの燃費差は3km/Lほどになっています。

エンジンやモーターの性能、総排気量も全グレードで共通とおり毎年の自動車税は同額になるので、見た目や装備重視でグレードを選択して問題なさそうです。

エクステリア関連装備の比較

ソリオソリオ バンディット
HYBRID MGHYBRID MXHYBRID MZHYBRID MV
フロントランプヘッドランプ
ハロゲン

ハロゲン
◎(◆2,4)
LED

LED
オートライト
オートハイビーム
ポジションランプ◎(◆2,4)
LED

LED
フォグランプ-/△(¥55,440)
LED
リアランプリアコンビネーションランプ
ウインカー,バックランプ,テールランプ:バルブ
ブレーキランプ:LED
ハイマウントストップランプ
LED
ドアミラー自動格納
●:標準装備、○:設定あり、◎:メーカーオプションあり、△:ディーラーオプションあり、-:装備なし
◆1:HYBRID MG_セットオプション(¥225,500)に含む
◆2:HYBRID MX_セットオプション(¥55,000)に含む
◆3:HYBRID MX/HYBRID MZ/HYBRID MV_セットオプション(¥220,000)に含む
◆4:HYBRID MX_セットオプション(¥275,000)に含む
※装備/機能の説明については、「エクステリア関連の用語」をご覧ください。

気になるポイントは以下となります。

  • フロントの灯火類が『ソリオ』の「HYBRID MZ」、『ソリオ バンディット』のみフルLED
  • フロントのポジションランプやフォグランプが『ソリオ』の「HYBRID MZ」、『ソリオ バンディット』のみ標準装備

エクステリア関連の装備ですが、『ソリオ/ソリオ バンディット』では全グレードでヘッドランプが最近ではコンパクトカーのみならず軽自動車にも採用されている先行車や対向車を検知してハイビームの照射範囲を変えるアダプティブハイビームではなく、周囲の明るさによりハイ/ロービームを自動で切り替えるオートハイビームに留まっています。

また、昼間でも常時点灯し対向車や歩行者からの視認性や見た目の向上につながるデイライトの装備もありません。

グレードの違いとしては、『ソリオ』の最上級グレードの「HYBRID MZ」と『ソリオ バンディット』はヘッドランプがLEDとなっており、夜間に自車の車幅や存在をアピールして周囲からの視認性を高めるポジションランプや、悪天候時に道路の視界を確保するのに役立つフォグランプもLEDのものが標準で装備されていますが、『ソリオ』の「HYBRID MG」「HYBRID MX」のヘッドランプはハロゲンとなっており、標準ではポジションランプやフォグランプの装備がありません。

ただし、「HYBRID MX」はメーカーオプションを追加することでヘッドランプのLED化やポジションランプを装備することができ、フォグランプに関しては「HYBRID MG」「HYBRID MX」共にディーラーオプションで追加することができます。

インテリア関連装備の比較

ソリオソリオ バンディット
HYBRID MGHYBRID MXHYBRID MZHYBRID MV
インパネメーターパネル
4.2インチマルチインフォメーションディスプレイ+デジタルメーター
ヘッドアップディスプレイ
パネル投影式
センターディスプレイ◎(◆1)
9インチ
△(¥349,910)
10インチ(パナソニック)
※ナビゲーションシステムとセット
◎(◆3,4)
9インチ
△(¥349,910)
※ナビゲーションシステムとセット
◎(◆3)
9インチ
△(¥349,910)
※ナビゲーションシステムとセット
ルーフサンバイザー
チケットホルダー,バニティミラー付
サングラスホルダー
ステアリングチルトステアリング
手動
シートシートヒーター
前席
フロントセンターアームレスト
シートバックテーブル
後席両側:カップホルダー,コンビニフック付
リアセンターアームレスト
リアシートアレンジ
5:5分割可倒,リクライニング機能,スライド機能
●:標準装備、○:設定あり、◎:メーカーオプションあり、△:ディーラーオプションあり、-:装備なし
◆1:HYBRID MG_セットオプション(¥225,500)に含む
◆2:HYBRID MX_セットオプション(¥55,000)に含む
◆3:HYBRID MX/HYBRID MZ/HYBRID MV_セットオプション(¥220,000)に含む
◆4:HYBRID MX_セットオプション(¥275,000)に含む
※装備/機能の説明については、「インテリア関連の用語」をご覧ください。

気になるポイントは以下となります。

  • ヘッドアップディスプレイが『ソリオ』の「HYBRID MG」「HYBRID MX」には設定なし
  • シートヒーター、シートバックテーブル、リアセンターアームレストが『ソリオ』の「HYBRID MG」には設定なし

インテリア関連の装備ですが、コンパクトカーでは設定されていることがほとんどないヘッドアップディスプレイ(パネル投影式)が『ソリオ』の最上級グレードの「HYBRID MZ」と『ソリオ バンディット』のみになりますが装備されており、これによりスピードなど必要最低限の情報が視線を移動せずに確認できるので便利です。

全グレード共通でリアシートにスライド機能が備わっているので、これにより一番後ろまでスライドすることで足元空間を広くしたり、逆に前にスライドさせることでラゲッジルーム容量を拡げることができ、必要に応じで室内空間を調整できるようになっています。

また、リアシートのスライド機能やリクライニング機能は背もたれの肩口にあるレバーからも操作できるので、ラゲッジルームを拡げたいときにわざわざ座席側に回り込む必要がなくなるといった使い勝手の良い作りになっています。

さらに、冬場にあると嬉しいシートの座面を温めてくるシートヒーター、ちょっとした荷物やドリンクを置くことが可能な折り畳み式のシートバックテーブル、後席中央の肘掛となるリアセンターアームレストもあり快適で便利な装備がありますが、最も安価なグレードとなる『ソリオ』の「HYBRID MG」には残念ながらこれらの装備がありません。

その他装備の比較

ソリオソリオ バンディット
HYBRID MGHYBRID MXHYBRID MZHYBRID MV
ドアパワーウインドウ
運転席ワンタッチ式
パワースライドドア
リアドア助手席側(予約ロック機能付)
◎(¥-58,300)
非装着

リアドア助手席側(予約ロック機能付)

リアドア両側(予約ロック機能付)
イージークローザー
リアドア両側
ガラスUVカット
全面

全面+プレミアムUV(フロントドア)
IRカット
フロント,フロントドア
プライバシーガラス
リアドア,リアクォーター,バックドア
サンシェード
リアドア(手動)
電源USBソケット-/◎(◆1)
前席:通信用type-A×1

前席:充電用type-A×1,充電用type-C×1
◎(◆3,4)
前席:通信用type-A×1

前席:充電用type-A×1,充電用type-C×1
◎(◆3)
前席:通信用type-A×1
アクセサリーソケット
前席×1

前席×1,後席×1
通信スマートキー
Apple CarPlay/Android Auto対応◎(◆1)◎(◆3,4)◎(◆3)
コネクティッドサービス◎(◆1)◎(◆3,4)◎(◆3)
ETC2.0△(¥44,132)
空調オートエアコン
シングルゾーン
サーキュレーター
オーディオ標準スピーカー
2スピーカー
◎(◆1)
6スピーカー

6スピーカー
運転ナビゲーションシステム◎(◆1)
△(¥349,910)
※10インチ(パナソニック)とセット
◎(◆3,4)
△(¥349,910)
※10インチ(パナソニック)とセット
◎(◆3)
△(¥349,910)
※10インチ(パナソニック)とセット
ブレーキホールド
●:標準装備、○:設定あり、◎:メーカーオプションあり、△:ディーラーオプションあり、-:装備なし
◆1:HYBRID MG_セットオプション(¥225,500)に含む
◆2:HYBRID MX_セットオプション(¥55,000)に含む
◆3:HYBRID MX/HYBRID MZ/HYBRID MV_セットオプション(¥220,000)に含む
◆4:HYBRID MX_セットオプション(¥275,000)に含む
※装備/機能の説明については、「その他装備関連の用語」をご覧ください。

気になるポイントは以下となります。

  • リアドア運転席側のパワースライドドア、IRカットガラス、サーキュレーター、ブレーキホールドが『ソリオ』の「HYBRID MG」「HYBRID MX」には設定なし
  • サンシェード、充電用USBソケットが『ソリオ』の「HYBRID MG」には設定なし

その他の装備ですが、全グレード共通でスイッチ操作でスライドドアの開閉が可能なパワースライドドアが助手席側のリアドアに備わっており、さらにスライドドアが閉まると同時に施錠してくれる便利な予約ロック機能も付いています。

さらに、『ソリオ』の最上級グレードの「HYBRID MZ」と『ソリオ バンディット』には、運転席側のリアドアにも予約ロック機能が付いたパワースライドドアが備わっており、他にも断熱効果のあるIRカットガラスがフロントとフロントドアに採用されていたり、後席にも暖かい/涼しい風が届くよう前席向けのエアコンの空気を循環させてくれるサーキュレーター、停止中にブレーキから足を離しても停止保持してくれるブレーキホールドも備わっています。

最も安価なグレードとなる『ソリオ』の「HYBRID MG」には、他のグレードには標準で装備されている後席の日除けになるサンシェードがないなど装備が抑えられており、さらにパワースライドドアも不要という人は、非装着にすることでより価格を抑えることができます。

また、標準では2スピーカーとなっておりUSBソケットも備わっていませんが、メーカーオプションの全方位モニター付メモリーナビゲーションを追加することで、通信用のUSBソケットが追加され、スピーカーも上位グレード同様に6スピーカーにすることができます。

安全装備、運転支援の比較

ソリオソリオ バンディット
HYBRID MGHYBRID MXHYBRID MZHYBRID MV
街中での走行時衝突軽減ブレーキ
道路標識認識
発進告知アラート
高速道路での走行時先行車追従/車速維持
先行車追従自動停止
停止保持機能付
車線維持支援
車線逸脱検知アラート/衝突回避
後側方走行車検知アラート
ふらつき検知アラート
駐車や発進/後退時踏み間違え抑制
前後方障害物衝突検知アラート/衝突回避
後退時後方左右接近車両検知アラート
視界の拡張360°モニター◎(◆1)◎(◆3,4)◎(◆3)
その他ドライブレコーダー△(¥49,940~)
●:標準装備、○:設定あり、◎:メーカーオプションあり、△:ディーラーオプションあり、-:装備なし
◆1:HYBRID MG_セットオプション(¥225,500)に含む
◆2:HYBRID MX_セットオプション(¥55,000)に含む
◆3:HYBRID MX/HYBRID MZ/HYBRID MV_セットオプション(¥220,000)に含む
◆4:HYBRID MX_セットオプション(¥275,000)に含む
※装備/機能の説明については、「安全装備、運転支援関連の用語」をご覧ください。

気になるポイントは以下となります。

  • 高速道路での先行車追従自動停止中の保持機能、後側方走行車検知アラート、後退時後方左右接近車両検知アラートが『ソリオ』の「HYBRID MG」「HYBRID MX」には設定なし

『ソリオ/ソリオ バンディット』は、安全装備、運転支援が最も充実した区分となる「サポカーSワイド※1」の対象車となっている、安全性の高いクルマとなっています。
※1:衝突軽減ブレーキ(対歩行者)、ペダル踏み間違い急発進抑制装置、車線逸脱警報、先進ライト搭載

昨今求められるような安全装備、運転支援は一通り備えており、全グレードで高速道路で自動で先行車追従と車速維持を行ってくれるクルーズコントロール機能も備わっていますが、ブレーキホールドが備わっていない『ソリオ』の「HYBRID MG」「HYBRID MX」には、停止した際の保持機能がありません。

さらに、後側方から接近する車両を検知するとドラミラーのインジケーターに表示して接近をお知らせし、接近している状態でウインカーを操作するとブザーやインジケーターの点滅で注意喚起を行ってくれる後側方走行車検知アラートや、後退時に後方左右から接近する車両を検知するとブザーやインジケーターの点滅で注意喚起を行ってくれる後退時後方左右接近車両検知アラートといった安全性の高まる機能も備えています。

まとめ

以上を踏まえて、次のポイントが筆者が考える比較検討をする際の判断ポイントになります。

ソリオ「HYBRID MG」を選ぶポイント

  • シンプルな『ソリオ』の見た目が好み
  • 装備や機能は必要最小限で十分、全グレードで最も初期費用を抑えられる

ソリオ「HYBRID MX」を選ぶポイント

  • シンプルな『ソリオ』の見た目が好み
  • シートヒーターやシートバックテーブルといった快適で便利な装備あり

ソリオ「HYBRID MZ」を選ぶポイント

  • シンプルな『ソリオ』の見た目が好み
  • ステアリングに触り心地の良い本革採用
  • 下位グレードにはない装備や機能が標準で装備
  • 停止中の負担を軽減するブレーキホールドの装備あり
  • 安全装備、運転支援が充実

ソリオ バンディット「HYBRID MV」を選ぶポイント

  • 迫力のある『ソリオ バンディット』の見た目が好み
  • ステアリングやシフトノブに触り心地の良い本革採用
  • 下位グレードにはない装備や機能が標準で装備
  • 停止中の負担を軽減するブレーキホールドの装備あり
  • 安全装備、運転支援が充実

以上、「スズキ『ソリオ/ソリオ バンディット』の各グレード、比較してみた!」でした。

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