ホンダ『フィット』の各グレード、比較してみた!

コンパクトカー
画像引用元:ホンダ フィット公式サイト

2024年8月1日に一部改良が発表されたホンダのコンパクトカー『フィット』。

各グレードのスペックや装備を項目毎に比較して、購入を検討する際のポイントをまとめてみました。

商品改良の概要については、「ホンダ ニュースルーム」をご覧ください。

価格、グレード展開

BASICHOMEHOME
特別仕様車
BLACK STYLE
RSCROSSTARLUXE
ガソリンFFCVT¥1,720,400¥1,985,500¥2,107,600¥2,153,800¥2,292,400¥2,305,600
AWDCVT¥1,922,800¥2,186,800¥2,311,100¥2,495,900¥2,506,900
HEVFFCVT¥2,138,400¥2,328,700¥2,450,800¥2,541,000¥2,627,900¥2,643,300
AWDCVT¥2,340,800¥2,533,300¥2,655,400¥2,831,400¥2,846,800

気になるポイントは以下となります。

  • 「RS」駆動方式はFFのみ

『フィット』には、通常モデルの「BASIC」、装備と内外装の質感を高めた「HOME」、「HOME」をベースにエクステリアにブラックをアクセントとしたパーツが取り付けられた「HOME 特別仕様車 BLACK STYLE」、スポーティな見た目となる専用のエクステリアデザインに、走りを楽しめる専用装備を備えた「RS」、専用装備のエクステリアによりアウトドアライクなデザインとなる「CROSSTAR」、高級感のある内外装に充実した装備を揃えた「LUXE」に分かれています。

全グレードで動力はガソリンとHEVが用意されており、「RS」のみ駆動方式はFFの設定しかありません。その他のグレードではFFとAWDの両方が設定されています。

価格差はFFとAWDでは20万円ほどAWDが高く、同じ駆動方式で比較した場合は、ガソリンとHEVでは40万円ほどHEVが高く、一番安い「BASIC」と一番高い「LUXE」では50万円ほどの価格差となっています。

エクステリアのデザイン、質感の比較

BASIC
BASIC
BASIC
HOME
HOME
HOME
HOME 特別仕様車 BLACK STYLE
HOME 特別仕様車 BLACK STYLE
HOME 特別仕様車 BLACK STYLE
画像引用元:ホンダ フィット
RS
RS
RS
CROSSTAR
CROSSTAR
CROSSTAR
LUXE
LUXE
LUXE
画像引用元:ホンダ フィット
BASICHOMEHOME
特別仕様車
BLACK STYLE
RSCROSSTARLUXE
フロントグリル
通常デザイン

モールディング(クロームメッキ)

モールディング(ブラッククロームメッキ)

RS専用(ピアノブラック)

CROSSTAR専用

モールディング(プラチナ調クロームメッキ)
バンパー
通常デザイン

BLACK STYLE専用フロントロアースカート(ブラック)

RS専用(ピアノブラック)

CROSSTAR専用ガーニッシュ(シルバー)

LUXE専用モールディング(プラチナ調クロームメッキ)
サイドドアミラーカバー
ボディ同色

ブラック

プラチナ調クロームメッキ
アウタードアハンドル
ボディ同色

ブラック

ボディ同色
ドアロアー
通常デザイン

CROSSTAR専用ガーニッシュ

LUXE専用ガーニッシュ(プラチナ調クロームメッキ)
ホイールアーチ
ボディ同色

CROSSTAR専用プロテクター

ボディ同色
サイドシル
通常デザイン

ガーニッシュ(ピアノブラック)

CROSSTAR専用ガーニッシュ

通常デザイン
ホイール
15インチスチールホイール+ホイールカバー
△(¥19,250/1本)
15インチアルミホイール(ブレードシルバー)
△(¥19,250/1本)
15インチアルミホイール(ブラストグレーメタリック)
△(¥25,300/1本)
15インチアルミホイール(切削×グリントブラック)

専用15インチアルミホイール(ベルリナブラック)
△(¥19,250/1本)
15インチアルミホイール(ブレードシルバー)
△(¥19,250/1本)
15インチアルミホイール(ブラストグレーメタリック)
△(¥25,300/1本)
15インチアルミホイール(切削×グリントブラック)

RS専用16インチアルミホイール
△(¥22,000/1本)
16インチアルミホイール(ブラストグレーメタリック)
△(¥27,500/1本)
16インチアルミホイール(切削×フルメタルグレー)

CROSSTAR専用16インチアルミホイール

LUXE専用16インチアルミホイール
△(¥22,000/1本)
16インチアルミホイール(ブラストグレーメタリック)
△(¥27,500/1本)
16インチアルミホイール(切削×フルメタルグレー)
リアバンパー
通常デザイン

RS専用(ピアノブラック)

CROSSTAR専用ガーニッシュ(シルバー)

通常デザイン
スポイラー
ブラック

ボディ同色
●:標準装備、○:設定あり、◎:メーカーオプションあり、△:ディーラーオプションあり、-:装備なし

気になるポイントは以下となります。

  • 一部のグレードには、専用エクステリアデザインとなる専用パーツを装備
  • ホイールサイズは15インチと16インチがあり、グレードによって異なる

「HOME」は通常モデルの「BASIC」とほぼ同じですが、フロントグリルの一部パーツがクロームメッキに変更されており、「HOME 特別仕様車 BLACK STYLE」はフロントロアスカートやサイドシルがブラックのパーツとなって、よりスタイリッシュな見た目となっています。

「RS」にはブラック塗装された専用デザインのフロントグリルやフロント/リアバンパーが装備されており、スポーティな見た目となっており、「CROSSTAR」には専用デザインのフロントグリルやフロント/リアバンパーだけでなく、ルーフレールやホイールアーチにプロテクターが取り付けられているなど、アウトドアライクな見た目となっています。

「LUXE」はエクステリアの各部にクロームメッキのパーツが取り付けられていることで、高級感のある見た目となっています。

ホイールが「BASIC」や「HOME」にはスチールホイール×ホイールカバーの組み合わせとなっていますが、その他のグレードでは専用デザインのアルミホイールとなっているので、見栄えが向上しています。

また、「RS」「CROSSTAR」「LUXE」はホイールサイズが16インチとなっているので、より迫力のある足回りとなっています。

インテリアのデザイン、質感の比較

BASIC
(ブラック)
BASIC
(ブラック)
BASIC
(ブラック)
HOME
(ブラック)
HOME
(ブラック)
HOME
(ブラック)
HOME
(ライトグレー)
HOME
(ライトグレー)
HOME
(ライトグレー)
画像引用元:ホンダ フィット
HOME 特別仕様車 BLACK STYLE
(ブラック)
HOME 特別仕様車 BLACK STYLE
(ブラック)
HOME 特別仕様車 BLACK STYLE
(ブラック)
RS
(グレー)
RS
(グレー)
RS
(グレー)
CROSSTAR
(ブラック)
CROSSTAR
(ブラック)
CROSSTAR
(ブラック)
画像引用元:ホンダ フィット
LUXE
(ブラック)
LUXE
(ブラック)
LUXE
(ブラック)
LUXE
(ライトブラウン)
LUXE
(ライトブラウン)
LUXE
(ライトブラウン)
画像引用元:ホンダ フィット
BASICHOMEHOME
特別仕様車
BLACK STYLE
RSCROSSTARLUXE
インパネ
(助手席前)

プラスチック(ブラック)

合成皮革(ブラック)
◎(◆1)
合成皮革(ライトグレー)

合成皮革(ブラック)

合成皮革(グレー)

合成皮革(ブラック)

合成皮革(ブラック)

合成皮革(ライトブラウン)
ニーパッド
プラスチック(ブラック)

合成皮革(ブラック)
◎(◆1)
合成皮革(ライトグレー)

合成皮革(ブラック)

合成皮革(グレー)

合成皮革(ブラック)

合成皮革(ブラック)

合成皮革(ライトブラウン)
インナードアハンドル
通常デザイン

プラチナ調クロームメッキ加飾
シート
ファブリック(ブラック)

合成皮革×ファブリック(ブラック)
◎(◆1)
合成皮革×ファブリック(ライトグレー)

合成皮革×ファブリック(ブラック)

前席:合成皮革×人工皮革(グレー)
後席:合成皮革×ファブリック(グレー)

合成皮革×撥水ファブリック(ブラック)

本革(ブラック)

本革(ライトブラウン)
ステアリング
ウレタン

本革

RS専用本革

本革
シフトノブ
ウレタン

本革
●:標準装備、○:設定あり、◎:メーカーオプションあり、△:ディーラーオプションあり、-:装備なし
◆1:セットオプション(¥44,000)に含む

気になるポイントは以下となります。

  • 「HOME」はブラックとライトグレーの2色の内装から選択可能
  • 「CROSSTAR」のシートには、撥水加工が施されたファブリックを採用
  • 「LUXE」はブラックとライトブラウンの2色の内装から選択可能

「HOME」では、内装色でブラックの他に車内が明るい印象となるライトグレーを選択することができます。

「CROSSTAR」にはシート素材に汚れにくい撥水ファブリックが採用されているので、アウトドアなどの利用シーンでは嬉しいポイントです。

「LUXE」では唯一本革シートが採用されており、内装色がブラックだけでなく、より高級感が増すライトブラウンのタンカラーに変更することもできます。

サイズ、重量、乗車定員、最小回転半径の比較

BASICHOMEHOME
特別仕様車
BLACK STYLE
RSCROSSTARLUXE
ボディサイズ全長3,9954,0804,0953,995
全幅1,6951,7251,695
全高FF:1,515
AWD:1,540
FF:1,540
AWD:1,565
FF:1,5401,570FF:1,540
AWD:1,565
車両重量ガソリンFF:1,080
AWD:1,160
FF:1,090
AWD:1,160
FF:1,100FF:1,110
AWD:1,180
FF:1,100
AWD:1,170
HEVFF:1,190
AWD:1,260
FF:1,190
AWD:1,270
FF:1,210FF:1,210
AWD:1,280
FF:1,200
AWD:1,280
乗車定員5
最小回転半径4.95.25.05.2
※全長・全幅・全高(mm)、車両重量(kg)、乗車定員(名)、最小回転半径(m)

気になるポイントは以下となります。

  • グレードや駆動方式によっては全高が1.55mオーバー

ボディサイズは、全長と全幅が「BASIC」「HOME」「HOME 特別仕様車 BLACK STYLE」「LUXE」が共通で一番小さく、「RS」は全長が8.5cm長く、「CROSSTAR」は全長が10cm、全幅が3cm長くなっています。

ボディサイズを検討する際は、クルマを止める駐車場のサイズ制限を意識する必要があります。
その際、マンションなどの立体駐車場に止める場合は、最も多いサイズ制限として「全長5.0m以下×全幅1.85m以下×全高1.55m以下、車両総重量2,500kg以下」となっています。

グレードや駆動方式によって全高が1.55mを超えてしまっているものもあるので、高さ制限のある立体駐車場の中段などに止める場合は、購入を検討する際に意識しておく必要がありますね。

最小回転半径はグレードによって異なりますが、どれも十分小回りが利くと言っていい数値となっています。

車両重量は全グレードで1.0t~1.5tの間で収まっているため、クルマ購入時や車検時に支払いが発生する車両重量税は同額となります。

燃費、動力性能、総排気量の比較

BASICHOMEHOME
特別仕様車
BLACK STYLE
RSCROSSTARLUXE
ガソリン燃費FFCVT18.718.518.517.917.617.9
AWDCVT16.616.616.616.116.0
燃料レギュラーガソリン
動力性能エンジン最大出力87[118]/6,600
最大トルク142[14.5]/4,300
総排気量1.496
HEV燃費FFCVT30.229.028.927.227.127.6
AWDCVT25.425.324.424.223.5
燃料レギュラーガソリン
動力性能エンジン最大出力78[106]/6,000-6,400
最大トルク127[13.0]/4,500-5,000
モーター最大出力90[123]/3,500-8,000
最大トルク253[25.8]/0-3,000
総排気量1.496
※燃費(km/L:WLTCモード)、最大出力(kW[PS]/rpm)、最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)、総排気量(L)

気になるポイントは以下となります。

  • 動力性能はグレードによる違いなし

FFとAWDの燃費差はガソリンで1~2km/Lほど、HEVで4~5km/Lほどとなっています。

ガソリンとHEVでは、同じ駆動方式で比較すると8~10km/Lほどの燃費差となっており、保持する期間や年間の走行距離などを踏まえて検討する必要があります。

動力性能が同じということもあり、最も車重が軽い「BASIC」が一番燃費が良く、最も重い「CROSSTAR」が一番燃費が悪いという数値になっていますが、グレード毎の燃費差もわずかなので、燃料費に大きな差はなさそうです。燃料も全グレードでレギュラーガソリンとなっています。

総排気量も全グレード共通となっており毎年の自動車税は同じ額となるので、見た目や装備を重視してグレードを選択してよいのではないでしょうか。

エクステリア関連装備の比較

BASICHOMEHOME
特別仕様車
BLACK STYLE
RSCROSSTARLUXE
フロントランプヘッドランプ
(LED)

HEV
オートライト
オートハイビーム
HEV
デイライト
HEV
フォグランプ
(LED)
△(¥47,300)△(¥47,300~)△(¥45,100)
リアランプハイマウントストップランプ
(LED)
ルーフルーフレール
ドアミラー自動格納
フロントワイパー車速連動間欠
HEV
●:標準装備、○:設定あり、◎:メーカーオプションあり、△:ディーラーオプションあり、-:装備なし
※装備/機能の説明については、「エクステリア関連の用語」をご覧ください。

気になるポイントは以下となります。

  • LEDヘッドランプ、オートハイビーム、デイライトが「BASIC」のガソリンには設定なし
  • フロントのLEDフォグランプは「LUXE」のみ標準装備、その他のグレードはオプション装備
  • ルーフレールは「CROSSTAR」のみ標準装備で設定あり

灯火類ですが、フロントランプが「BASIC」のガソリンではLEDランプではなくハロゲンランプとなっています。

悪天候時に道路の視界を確保するための装備であるLEDフォグランプは、フロントのみとなりますが「LUXE」には標準装備となっており、その他のグレードにはディーラーオプションで追加することができます。

「CROSSTAR」には、ルーフレールが標準で装備され積載性が向上しているので、アウトドアなどの利用シーンで重宝します。

インテリア関連装備の比較

BASICHOMEHOME
特別仕様車
BLACK STYLE
RSCROSSTARLUXE
インパネメーターパネル
7インチマルチインフォメーションディスプレイ
センターディスプレイ△(¥231,000)
9インチ(Honda CONNECTナビ)
△(¥93,500)
8インチ(ディスプレイオーディオ)
◎(◆2,3)
9インチ(Honda CONNECTナビ)
△(¥231,000)
9インチ(Honda CONNECTナビ)
△(¥93,500)
8インチ(ディスプレイオーディオ)
ルーフサンバイザー
チケットホルダー(運転席),バニティミラー付

チケットホルダー(運転席),バニティミラー,照明付
ルームミラーデジタルミラー△(¥74,800)
ステアリングチルトステアリング
手動
テレスコピックステアリング
手動
ステアリングヒーター
シートシートヒーター◎(◆1)
前席

前席
フロントセンターアームレスト△(¥25,300)
コンソールボックス一体型

コンソールボックス一体型
リアセンターアームレスト
後席シート可倒
6:4分割
ラゲッジトノカバー△(¥13,200)
●:標準装備、○:設定あり、◎:メーカーオプションあり、△:ディーラーオプションあり、-:装備なし
◆1:セットオプション(¥44,000)に含む
◆2:セットオプション(¥198,000)に含む
◆3:セットオプション(¥303,600)に含む
※装備/機能の説明については、「インテリア関連の用語」をご覧ください。

気になるポイントは以下となります。

  • ステアリングヒーター、前席のシートヒーターは「LUXE」のみ標準装備
  • 「HOME」は、ライトグレーの内装色を選択することで前席のシートヒーターが追加
  • 前席/後席のセンターアームレストが「BASIC」には標準装備なし

「BASIC」には、中央の肘掛けとなるセンターアームレストが前席/後席共に標準での装備がありませんが、前席はディーラーオプションで後付けできるようになっています。

「HOME」ではメーカーオプションで内装色をライトグレーに変更することにより、前席にシートヒーターが備わります。

「LUXE」では、寒い日にあると嬉しいステアリングヒーターや前席のシートヒーターが標準装備となっており、小さな高級車と言えるような装備を備えています。

その他装備の比較

BASICHOMEHOME
特別仕様車
BLACK STYLE
RSCROSSTARLUXE
ドアパワーウインドウ
(パワーウインドウ)
ワンタッチ式

全席
ガラスUVカットガラス
フロント/フロントドア
プライバシーガラス
リアドア/リアクォーター/バックドア
電源ワイヤレス充電△(¥30,800)
USBソケット
(前席)

通信用type-A×1
△(¥12,100)
充電用type-C×1
△(¥6,600)
充電用type-A×1
充電用USBソケット(後席)△(¥6,600)
type-A×2
HEV:●
type-C×2
ガソリン:△(¥6,600)
type-A×2
アクセサリーソケット
(前席)
通信スマートキー
Apple CarPlay/Android Auto対応△(¥93,500)
8インチ(ディスプレイオーディオ)
◎(◆2,3)
△(¥93,500)
8インチ(ディスプレイオーディオ)
コネクティッドサービス◎(¥49,500)
ETC2.0△(¥27,500~)◎(◆2)
△(¥27,500~)
空調オートエアコンHEV:●
シングルゾーン

シングルゾーン
オーディオ標準スピーカー
2スピーカー

4スピーカー
社外スピーカー(KENWOOD)△(¥53,900)
6スピーカー
運転ナビゲーションシステム△(¥231,000)
9インチ(Honda CONNECTナビ)
◎(◆2,3)
9インチ(Honda CONNECTナビ)
△(¥231,000)
9インチ(Honda CONNECTナビ)
ドライブモードセレクト
パドルシフト
ブレーキホールド
メモリ機能
●:標準装備、○:設定あり、◎:メーカーオプションあり、△:ディーラーオプションあり、-:装備なし
◆2:セットオプション(¥198,000)に含む
◆3:セットオプション(¥303,600)に含む
※装備/機能の説明については、「その他装備関連の用語」をご覧ください。

気になるポイントは以下となります。

  • ワイヤレス充電は「LUXE」のみ標準装備、その他グレードはオプション装備
  • 後席向けの充電用USBソケットが、「BASIC」以外はHEVのみ標準装備、「BASIC」やガソリンはオプション装備
  • ドライブモードセレクトパドルシフトは「RS」のみ装備あり

装備が充実している「LUXE」には、ワイヤレス充電も標準装備となっています。その他のグレードでもディーラーオプションで追加することができますが、ワイヤレス充電を装備している場合、ディーラーオプションとなる前席向けの充電用USBソケット(type-C)の同時装着はできないので注意が必要です。

他に電源関連の装備では、後席向けの充電用USBソケットが「BASIC」以外のHEVのみが標準での装備となっています。「BASIC」やガソリンで欲しい場合はディーラーオプションで追加する必要があります。

ドライブモードセレクト、パドルシフトは「RS」の専用装備となっており、その他に専用サスペンションが装備されているため、より走りを楽しめるグレードとなっています。

安全装備、運転支援の比較

BASICHOMEHOME
特別仕様車
BLACK STYLE
RSCROSSTARLUXE
街中での走行時衝突軽減ブレーキ
道路標識認識
発進告知アラート
高速道路での走行時先行車追従/車速維持
先行車追従自動停止
車線維持支援
車線逸脱検知アラート/衝突回避
後側方走行車両検知アラート△(◆4)◎(◆3)
△(◆4)
△(◆4)◎(◆3)
△(◆4)
駐車や発進/後退時踏み間違え抑止
前後方障害物衝突検知アラート/衝突回避
後退時後方左右車両検知アラート△(◆4)◎(◆3)
△(◆4)
△(◆4)◎(◆3)
△(◆4)
視界の拡張360°モニター◎(◆3)◎(◆3)
バックモニター△(◆4)
その他ドライブレコーダー△(¥45,100~)
●:標準装備、○:設定あり、◎:メーカーオプションあり、△:ディーラーオプションあり、-:装備なし
◆3:セットオプション(¥303,600)に含む
◆4:リアカメラ de あんしんプラス4(¥39,600)に含む
※装備/機能の説明については、「安全装備、運転支援関連の用語」をご覧ください。

気になるポイントは以下となります。

  • 360°モニターは「HOME」「HOME 特別仕様車 BLACK STYLE」「LUXE」にオプションで設定あり

昨今求められる安全装備、運転支援は全グレードで備わっていますが、「HOME」「HOME 特別仕様車 BLACK STYLE」「LUXE」のみ自車周辺の映像をセンターディスプレイに表示して安全確認が可能となる360°モニターをメーカーオプションで追加することができ、より装備を充実させることができます。

まとめ

以上を踏まえて、次のポイントが筆者が考える比較検討をする際の判断ポイントになります。

フィット「BASIC」を選ぶポイント

  • 必要十分な安全装備、運転支援を備えており、最も初期費用を抑えられる

フィット「HOME」「HOME 特別仕様車 BLACK STYLE」を選ぶポイント

  • 上位グレードと比較して遜色のない装備を備えている
  • より充実した安全装備、運転支援機能を追加可能
  • 「BLACK STYLE」には専用アルミホイールやエクステリアにアクセントとなるブラックのパーツ装備され、スタイリッシュな見た目となる

フィット「RS」を選ぶポイント

  • 専用デザインとなる装備により、スポーティな見た目となっているエクステリア
  • 専用チューニングされたサスペンションやパドルシフトなどの専用装備で、より走りを楽しめる

フィット「CROSSTAR」を選ぶポイント

  • 専用デザインとなる装備により、アウトドアライクな見た目となっているエクステリア
  • 撥水加工が施されたシートにより、アウトドアなどの汚れが気になるシーンで重宝する
  • 唯一バイトーンのボディカラーを選択可能

フィット「LUXE」を選ぶポイント

  • エクステリアにクロームメッキのパーツが装備され、高級感のあるエクステリア
  • ステアリングヒーターやシートヒータなどの充実した快適装備
  • オシャレなタンカラーの内装を選択可能

以上、「ホンダ『フィット』の各グレード、比較してみた!」でした。

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